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盗人か?強盗か? [社会]

今日、歯科医の待合室で週遅れの週刊朝日を読んでいたら、田原総一郎のコラム記事に面白い
ことが書いてあった。鳩山首相や小沢幹事長のことを“説教強盗”と対比させた話である。
その記事のネタは「産経抄」という新聞コラムだという。早速、元ネタを読んだ。
要点だけいうと、「政治とカネ」の問題、即ち公設第一秘書が政治資金規正法違反を起こした
政治家が、企業・団体献金禁止の法制化に乗り出したことを、“説教強盗”に例えている。

昭和初期に東京に出没した“説教強盗”は富豪宅に押し入った後、自分が強盗に入ったのは
庭が暗かった、用心が悪かった等と説教した。説教は被害者に騒がれないためだったという。
“説教強盗”は、‘不用心だから強盗に入った’という理屈で自己を正当化しているのである。
成るほど、鳩山首相や小沢幹事長は、確かに“説教強盗”と酷似している。
しかし、鳩山首相や小沢幹事長は、自分の秘書のセイにするだけではなく法律のセイにまで
してしている点は、“説教強盗”以上で、真に図々しい。こういうのを昔は“盗人猛々しい”と
いって、盗人以上に恥ずべき行為であり、従って人間として、最も恥ずべき行為だった。

以前のブログ「2009-03-18瓢箪から駒?」で「企業献金全面禁止」の法制化を‘もし出来れば
それはそれで立派’と書いた。しかしそれは出来っこないし、そんな子供騙しが通る世の中とは
思っていなかったからである。大真面目に議論されているのには驚きを禁じえない。
日本という国は、一体どうなっているのだろう?見当も付かなくなってきた。
どんな国でも、その国の伝統や文化を踏まえた作法や手続きというものがある。そのような
作法・手続きを身につけた人を一人前の大人というのであり、それがまともな人間だろう?

日本人は、数十年間の高度成長期を経て、事の本質を見ようとせず、衆愚的見解を民意とし
その民意に耳を傾けることこそ、本当の政治であり、本当の政治家だと思うようになった?
しかし、その前に、民意を聴き取る政治家が、まともな一人前の人間かどうかが問題だ。
強盗か?盗人か?と問われるのを通り越して強盗呼ばわりされる人間が首相や与党幹事長?
まともな人間が評価されず、強盗呼ばわりされる人間が一国の宰相というのも情けない。
そういう鳩山首相を、‘貧しい人が豊かになる政治’を推進しようとしていると持ち上げる
亀井静香大臣も信用できない?まともな手続きを踏まずに理想を掲げて推し進める政治は
表面は美しくとも結果は美醜・善悪の枠を超え、地獄の苦渋を強いられる事になる毒饅頭?
「郵政国営化」、「普天間問題」・・・・現政権政治の被害を小さく!さあ~参院選は否与党へ!

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