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民主党迷走? [散歩]

今日は電気記念日という。日本での家庭配電開始が明治20年(1887)3月25日である事から
昭和2年(1927)に日本電気協会が制定した記念日である。既に120年余を過ぎたが、家庭に
おける電気は、水道と共に、ライフラインの中でも最も命にかかわるインフラ設備である。

私は昨日“哲学の道”を辿って、雨中散歩を楽しんだ。“哲学の道”の終着点は南禅寺。
京都のサスペンスものではよく出てくる水路閣(南禅寺境内を通る琵琶湖疎水の水道橋)と
その後、琵琶湖疎水記念館を詳しく見学した。琵琶湖疎水は明治23年(1890)に竣工した。
現在も京都市民のライフラインとして現役で稼動する施設だという事である。
今年、竣工120年に当たる。勿論、水道の歴史は電気よりも長い。芭蕉が延宝5年(1677)から
4年間、江戸小石川(神田川上水)で水道工事に携わっていたという話もある。
琵琶湖疎水の工事は日本で初めての長いトンネルを掘るなど、困難な工事を純日本技術で
完工したという。そのために病気や事故で殉職された17名の慰霊碑(「一身を工事に殉じ、
万戸(沢山の家々)その恩に潤う」と銘記されている)があるという。殉職された人々や、その
ご家族は大変お気の毒だが、そのご恩に京都市民が感謝しているという。素晴らしきかな!

現代の我々に、ご先祖の血の出るような苦しみ、汗と涙の結晶の上に暮らしているという
認識と感謝の気持があるだろうか? 問題なのは「感謝の気持を持てない様に育てられた」、
「親が悪い」、「世間が悪い」という不平不満を並べ立てる人々と、それらの人々と結託して
権力を弄ぶ輩の増殖である。不平不満を並べる人々の真の問題を把握し解決に立ち向かう
べきである。私が民主党を批判する根本は1つである。彼らは真の問題に立ち向かわない。
民衆のご機嫌を露骨にとる政治スタイルで権力を握る事を臆面もなく日本に顕在化させた。
民主党は、そういうスタイルにバカな政治家が付和雷同して大きな勢力になっている。だが
問題はそれだけでは無い。民主党のやり方を他の党も一斉に真似しだした事こそ真の問題。

亀井大臣は、郵政民営化を、また国営化に近い形にして民衆の為だという。しかし本音は
選挙基盤を維持・強化するためではないのか?郵政民営化で困る人々を救う手段は、国営化
する以外に幾らでもやりようがあるはずだ。完全な偽善行為である。国民新党を社会主義的
と呼ぶのは間違い?社会のためではない。生方騒動のゴタゴタも、鳩山首相や小沢幹事長の
言動も、社会のためでは無いことは明らか?都合の良い時だけ国民をチラリと見ていかにも思い
やっているポーズ(スタンドプレー)だけ?政治家よりも役者になったらどうか?如何なものか。
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