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民主党への予感③ [社会]

夜中からの雨がいつの間にか止み、その間隙をついて散歩に出た。月曜日に突然、孫の
病気看病のために妻が上京して、そろそろ一週間。幸い孫の回復も順調で何よりだった。

立花隆が書いた「文芸春秋」三月号の“「政治家」小沢一郎は死んだ”という記事は、
看板に偽りがあった。“いずれ死ぬだろう”という人間一般に当てはまる話で、内容は
東大のゼミ学生に出したアンケートの回答内容をまとめたものだった。
ここでいちいちアンケートの回答内容に関してコメントするつもりはないが、全般的な内容から
学生のしらけた態度が気になった。一部の学生の反応だから、気持の熱い人も沢山居る
のだろうが、回答者は物分かりの良いお爺さんの意見のようだったのには驚いた。

どこかの学者さんの様に万巻の書物の知識を持っているが故に、自分は何でも分かっていると
思い上がる人も居るが、そういうのを昔は、“畳の上の水練”と言ったものである。
「物分かりが良い」というのは、ある意味、大地に根ざした生命力に溢れた生活実感とは
対極に位置する態度である。お爺さんは、最早引退した‘林住期’、‘遊行期’の人だから
物事にこだわらず、中庸をとるから「物分かりが良い」のだ。

民主党も“畳の上の水練”上手ではないかと、政策から思い当たる事がある。
最近出てきた「春・秋大型連休の地域ごと分散取得」案などがその典型だが、
“畳の上の水練”的知識の豊富な人や、隠遁者を装った「物分かりが良い」人が、どこかの
“パクリ”で、こういう政策を打ち出すのだなぁ~!と思うのである。
こういう政策に共通しているのは、人々の生き様から学んだ生活の知恵に欠けている。
提案する人々の生活の匂い、溢れる情熱、少数者への熱い思い等が感じられないのである。
感じられるのは、観光業界への利益誘導だけである。

「子ども手当」も、この手の人々がでっち上げた政策ではなかろうか?
この政策は、不特定多数の人々へのバラマキで、特定の業界などへの利益誘導ではない。
しかし本当に心からこの政策を遂行する情熱があるならば、まず原資の確保をすべきだ。
その用意もなかった事が、幼稚な発想だけで、生き様が何も感じられない理由である。
そういう人たちが民主党に多いから小沢幹事長に牛耳られるのでは?立花隆の記事では、
自民党も死んでしまう?今、望まれているのは本当の大人の政治家?如何なものか。
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