SSブログ

鳩山首相施政方針批判 [社会]

鳩山首相の施政方針演説(2010/1/29)から二ヶ月弱しか経過していない。然るに現状政治の
有様たるや惨状目を覆い、施政方針は巧言令色方針と成り果てた。施政方針の揚足取りは
したくないが、国民の義務を果たすために、敢えて現状の出鱈目な政治を指摘しておく。
施政方針の“1 はじめに”に続く“2 目指すべき日本のあり方”で、ガンジー師の「七つの社会的
大罪」を掲げ自己の政治理念を開陳した事は記憶に新しい。その大罪・冒頭に「理念なき政治」
が掲げられていた。 しかし、郵政改革の名の下に行われている改悪路線は、亀井静香等の
郵政族議員を晴天白日の下に公認するものである。これが民主党のいう政治主導の確立という
なら、それは族議員の公認であり、党利党略で選挙の票田を確保する利権政治の超拡大路線に
他ならない。官僚の行過ぎの問題などと比較にならない自己中心主義である。

また、社会主義的社民党の主張、反・民主主義(全体主義)的国民新党の主張、そして友愛主義
(或いは金権体質)的民主党の主張が呉越同舟で、「理念ある政治」と言えるのか?普天間問題
夫婦別姓、外国人参政権、郵政問題、どれを取っても閣内で意見はバラバラである。
ただ与党と言う甘い権力欲しさに、「理念なき政治」で妥協しているのではないのか? 
後の「労働なき富」、「良心なき快楽」、「人格なき教育」、「道徳なき商業」、「人間性なき科学」等
の大罪に関しても押して知るべし!である。

「子ども手当」は、福祉的側面を除いた富裕層・一般層への分配は「労働なき富」そのものだ。
「良心なき快楽」は、“呉越同舟”で、「理念なき政治」でありながら、権力欲を貪る鳩山・小沢等の
主要メンバーだけでない。権力集団という集団主義に酔いしれ、十分な議論もしない与党内全て
の人々の在り様に言えることである。「人格なき教育」は、日教組が違法献金をしてでも自分達の
立場を守ろうとする姿そのものだ。「人間性なき科学」は、鳩山首相の最適化理論を応用した、
ブレにブレまくる政治姿勢そのものであり、科学の誤用も甚だしい。

以上見てきたように首相就任後4ヶ月以上経過した後の施政方針演説は、見事に空理空論、全く
方針の用をなしていない実態は明らかである。首相就任直後,施政方針ができてなかった事から
も民主党の政権奪取が如何に不用意なものであったかは明らかだった。しかし民主党と首相の
準備不足が、これ程にもかかわらず政権を盗りに行ったのは、政治家として無責任を通り越して
人間性なき自己中心主義と言わざるを得ない。 与党としてこのまま野放しにしておく事は、
国家の為、引いては世界の為にならない。与党参院選大敗へ追い込もう!如何なものか。
nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。