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希望の物語はあるか? [物語]

昨年の衆院選挙で民主党が圧勝し、連立によって衆参両院の過半数を制したことが、私に
とって大変意外であった。その上、数の論理で今までとは異質な政策実行や、政治作法に
違和感を覚えて、民主党、および鳩山政権を批判してきた。

親の面倒をみるような、いい年頃になっていながら、まだ母親の細いすね(見かけは細いが
内実は極太?)をかじるだけでなく、第二次世界大戦後の対応では篤い恩義を蒙りながら
恩義知らずに、「普天間問題」、「核密約問題」を仰々しく騒ぎ立てる。
人類の滅亡に向かう資本主義、産業主義の欠陥を助長する様な利己心を掻き立て選挙民を
利益誘導する政策の数々を、臆面も無くとり上げるなど、世界や、日本を何処に導くのか?
大いなる不安を感じさせる。このままだと、戦前と同じように、中産階級の貪欲さのために
大多数の庶民が犠牲になるような悲劇を予感させる。しかし現代は情報化が進み、庶民も
独裁体制を嫌えば、既得権者の貪欲の暴走は防げる可能性はある。

そこで、楽観的な見方によればどのような希望が見えてくるのか?考えてみた。
先ず、西洋の思想とは異なる日本人思想の特徴である多様な思想の同時的・空間的雑居性を
全面的に肯定するところから出発する。日本人は、様々な事象や考え方を潜在意識の中で
蓄積しながら、いざという時に直感的に閃いた判断で行動すると考える。西洋的論理的判断
ではない。戦前、あのような悲劇的戦争を行い、敗戦したのは日本人の総意ではなかった。
現代日本人は現代化によって外見上は様変わりしたとしても、いざという時には、日本人思考
による潜在意識からの直感によって、それなりに有効な判断を下すだろうと推定する。

また米国であるが、敗戦後の米国の占領政策は、日本人にとって耐え難い思いをした人も
居るだろう。しかし米国は、日本という国に夢と希望を持っていたから、相対的に見れば
温情ある占領政策であったと考えれば、今回の「普天間問題」、「核密約問題」も穏便に
済ませられる可能性がある。人類の滅亡に向かう資本主義、産業主義の問題を解決する為に
日本人を重要なパートナーと考えるならば、妥協してくれるという大胆な推定も成り立つ。

最後に、日本人の潜在意識を信じた場合の今夏参院選の楽観的見通しは、与党過半数割れ
公明党も減少し与党入りせず野党側の過半数になり、民主党独裁を阻むという結果になる?
衆議院と参議院のねじれ現象こそ、希望の物語の始まりではないか?如何なものか。
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