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バンクーバ五輪閉会式 [物語]

今日は不思議な一日だった。朝は思っても見なかったが夕方には一人暮らしになっていた。
一人で夕食中に、バンクーバ五輪の閉会式の再放送をみた。儀式ばったことの嫌いな私は、
東京五輪以外の開会・閉会など見た記憶がない。今日はなぜ見る気になったのだろうか?
最初に注目したのが、クロスカントリー男子50kmクラシカルの表彰式である。
夏のオリンピックでは、マラソンの表彰式をするそうだが、それに匹敵するという事か?
これは、瞬発力よりも忍耐力や耐久力の方が究極的な体力ということだろうか?
銀メダルA・タイヒマン(ドイツ)、金メダルP・ノールトゥグ(ノルウェー)、銅メダルJ・オルソン(スウェーデン)は
威風堂々、余裕のある立派な態度。王者の中の王者なのだろう。

次に面白かったのが、バンクーバからソチへの引継ぎイベントだった。
ボリショイバレー団、マリンスキーバレー団、ノボシビルスクバレー団というロシア一流のバレリーナが一堂に会して
踊るのは史上初めてということだった。豪華な舞台である。

その後は、カナダのお国自慢の舞台が延々と続いたが、飽きさせなかったのは珍しいからか?
カナダ騎馬警察の格好で登場した歌手・マイケル・ブーブレは、“Maple leaf Forever”
“Made in Canada”などを熱唱し、騎馬警察・メイプルリーフ・アイスホッケー・カヌー・ビーバー・ヘラ鹿など
カナダを代表するものを次々と紹介した。ブーブレの声量は素晴らしい。
最後には鍔の広い尖がり帽子(ステットソン帽)をかたどった舞台の上で歌っていた。
カナダ騎馬警察の踊りも秀逸! 軍隊式に一糸乱れぬ規律正しい動きをするのか?それでは
北朝鮮のマスゲームになるぞ?等と勘ぐって見ていたが、実に愛嬌ある自律的動き!

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」等で有名なマイケル・J・フォックスが現われたのも意外?
だが、エドモントン生まれでバンクーバー育ちということを聞けばなるほどと頷ける。
「髪が乱れている時にはトゥーク(毛糸で編んだカナダの帽子)を被って、いつもベーコン入り
プーティン(カナダの代表的ファストフード)を食べている」と、映像でそれらを示しながら
ユーモア溢れる典型的なカナダ人の日常を紹介していた。
カナダという国をあまりよく知らなかった私にとっては、様々なことが新鮮だった。
日本の1/4以下の人口だが、1人当たりの名目GDPは日本を抜いた?頑張っているらしい。
日本も素晴らしい国だ。しかし幸せな境涯であるが故にそれに慣れ、甘えすぎてその価値が
見えなくなっているのではないか?厳しい環境こそ生甲斐という事もある。如何なものか。
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