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自己申告に思う [希望]

今日は散歩をかねて自己申告に行ってきた。
会場に行くと既に長蛇の列で、約1時間待ちという。予約札をもらって一旦食事をとった。
それで丁度、申告手続きの順番となり、男性(税務署員?)に書類のチェックを受けた後
若い女性の指導でパソコンから入力する。申告手続き開始から終了まで約20強?
パソコンでの申告になり、随分スピードアップしたが、準備も含むと随分長時間費やした。

去年暮れから鳩山首相のマザコン疑惑で、贈与税の脱税行為ではないか?と問題になった。
税金が自己申告制であることから、鳩山首相の行為が真面目に納税している一般庶民を
裏切る行為だと非難された。今回、随分時間を使って自己申告する自分のことを振り返り
国民の義務とはいえ、税金が還付されないで追徴される申告に行くだろうか?と思った。

昔、誰かが言っていた。還付されるのは多めに税金を取られていたからだと。税金とは
本来、自己申告制を原則と言っているが、本当のところは、庶民の給与等からの源泉徴収に
よって、基本は成り立っているのではないか? 消費税というのも、税金を取りやすいから
ではないか? 贈与税のように申告すれば税金を取られるような税は、本来、脱税を奨励
しているとも考えられるのである。

資本主義社会の税の基本が自己申告制であるという事は、本来、資産家ほど正直、親切で
心が豊かで、人々のため、社会のためにできる限りのことをする奉仕の精神旺盛という事を
前提としているのではなかろうか?

今回の鳩山首相とその家族の行為は、日本の資産家が、上記のような高潔な精神を持った
人種ではなく、厳しい生活を強いられている一般庶民の精神にも劣る卑しい精神の持主で
あること事が、明確になったのではなかろうか?

プロテスタンティズムの精神を欠いた日本的資本主義社会では、西欧を模倣した法律体系ではなく
もっと日本に適した法体系にすべきではないか?
資本主義社会が私有財産を無制限に認めるのはプロテスタンティズムの伝統を引く高潔な精神が
土台にあるからではないか? 卑しい精神の持主が、無制限に金を溜め込む事の弊害を
正さなければ、日本社会の冬の時代は、また破綻するのでは? 如何なものか。

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