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5月危機説? [閑話]

鳩山首相が、「普天間基地問題」で、県外移設が難しいことを今頃になって言い出した。
「核密約問題」もそうだが、政府は、民主党の政策集にも触れていない問題を、政権交代
当初から大上段に振りかぶってとり上げておきながら、何一つ成果らしい成果もないまま
半年以上を経過している。どちらも国内だけで済むコップの中の嵐ではない。
国家の信用、国際的な評価にかかわるような問題を、全く不用意に、スタンドプレーで煽って
その結果は、“恋のから騒ぎ”ならぬ“故意のバカ騒ぎ”か?

「普天間問題」は、政権交代したから、前政権の決めた事に従わなくても良いようなことを
言っていた。米国では政権交代するとすべては代わると言われているが、ゲーツ国防長官は
前政権から引続き留任している。国防問題は、根幹にかかわるような大問題だけではなく
中小の問題も大切だという配慮があったのだと思う。
オバマ政権が、権力の行使には如何に慎重であるかが、このような事例からでも分かる。

鳩山首相は政権の5月危機説に焦りを感じて、18日は水俣病の未認定患者の救済を決定
するなど、また政権お得意のスタンドプレーで、国民の人気をつなぎ止めようと思っているらしい。
日本国民を何度ナメたら気が済むのだろうか?政治は‘子どもの玩具’じゃない。
政治は人間の健康を守る医療と同じである。“薬”や“手術”は1つ間違えば大変な事になる。
政治も社会の健康を守る“薬”や“手術”であって、専門知識・技術と共に、それを
遂行する心がけ、精神が特に大切だ。チョッと試してみてダメだったでは済まない。

それに引き換え鳩山政権は首相をはじめ、閣僚も含めて、権力を行使する事が国家・国民に
如何に大きな影響を与えるかを配慮する気持など毛頭うかがえない。権力奪取に酔いしれて
如何に自分達が偉いか見せびらかすことを目的に、十分な準備もない問題を取り上げて競演
している。鳩山首相や小沢幹事長の問題は当然見てみぬ振りだが、同僚達の問題、例えば
北海道選出・小林民主党衆院議員の北海道教職員組合からの政治資金規正法違反事件も、
結局、責任を問うこともない。そして「企業団体献金全面禁止」をすれば良いだろう?
とケツを捲る。説教強盗ならまだ罪の意識はあるだろう。しかし鳩山首相や閣僚、与党議員には
権力に執着し、権力を弄ぶことに快感を持つ快楽主義者である事に気付くこともない?
今の与党は、「権力崇拝教」というオカルト集団ではないか? アナ恐ろしい!
単純細胞の無法者集団の方がまだマシである。民衆に分かりやすいから。如何なものか。
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