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朝ドラ・4ヒロインの比較分析(3) [物語]

今朝の「梅ちゃん先生」は、梅子(堀北真希)の幼馴染・隣家の安岡信郎(松坂桃李)が
早合点して警官とのゴタゴタを起こし、コーラ偽造を父・建造(高橋克実)に知られた。
そこで今日は、4ヒロインの幼馴染について比較分析してみようと思う。

「ゲゲゲ」における布美枝(松下奈緒)の幼馴染は、チヨ子(平岩紙)が主だった?
布美枝と違ってチエ子はチビだった事くらいしか覚えていない。布美枝にとっての
幼馴染は、家族以外のふるさとを代表する存在として、物語られていたように思う。

「おひさま」での陽子(井上真央)の幼馴染には、宮本タケオ(柄本時生 少年時代の
役者名は不明)と共に、田中ユキ(橋本真実 少女時代・荒川ちか)が、比較的詳細に
語られていた。タケオは少年時代から陽子に恋(初恋)をし、青年になって結婚を
申込んだ。結果は不成功だったが、他の女性と結婚し一生を安曇野の百姓で通した。
そして、安曇野に戻った陽子を一生支え続ける律儀な男という役回りだった。
ユキは、貧乏で小学校を中退して働きに出る。陽子に支えられて働きながら学び、
成功して、戦後成金となって、陽子の婚家・松本のそばやの土地を譲り受ける。

「カーネーション」の糸子(尾野真千子)には、吉田奈津(栗山千明 少女時代・高須瑠香)
安岡勘助(尾上寛之 少年時代・吉岡竜輝)の二人が主な幼馴染だった。奈津とは、
人生の様々な場面で濃厚な関係があったが、糸子いわく悪縁。糸子と奈津は、勘助の
兄泰蔵(須賀貴匡)に憧れていた。糸子は不器量で望みなし。奈津も敢え無く敗退。
勘助は気が弱く、糸子から「へたれ」と言われながら糸子の強さに守られていた。
勘助は出征したが精神を病んで戻ってきていた。糸子がお節介にも、元気付けに昔、
勘助が好きだったダンサーのサエ(黒谷友香)に会わせるが、精神的に悪化する。それで
勘助の母親・安岡玉枝(濱田マリ)が糸子を叱りつけた場面に関しては、2011-12-05
のブログ「弱者は何を語る?」に詳しく書いた。考えさせられる出来事だった。

こうして4ヒロインの幼馴染を比較分析して気付いたが、糸子は生れ故郷から動かず、
陽子が、安曇野から松本そして安曇野と比較的近距離移住。殆ど故郷圏内に定住。
そして梅子も、故郷を動く気配がない。布美枝のみが、故郷を遠く離れた訳である。
陽子とタケオの様な、故郷における幼馴染との一生の交わりは、幸せの一語に尽きる。
しかし、故郷を出て新しい場所に根を下ろし、立派にやっていくのもまた良き哉!だ。
本ドラマにおいて、幼馴染の信郎はどんな役回りか?もまた興味深い。如何なものか

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