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近頃('12.05)の増税議論 [社会]

今日は、久しぶりに歯医者に行って見てもらった。待合室で週刊誌を読んでいたら
田原某が、今の自民党も民主党も、国会で何を議論しているのか、訳がわからない。
これからは地方の議員から国政を考えていかなければならない。即ち今の国会議員は
国の実情を把握できていないから、引退してもらった方が良い、という非常に婉曲的
橋下某のヨイショ論だった。それが本当かどうか?昨日の国会討論を録画で視聴した。
その結果は、田原某の頭の方がよっぽど狂っているとしか思えなかった。
  
野田毅(自民党)の質疑を例にとると、要点は増税議論における民主党の問題点だった。
野田毅議員は、以下のような議論を挑んでいた。
1.民主党は、今迄の経緯をまったく理解せず、消費税増税のハードルを自ら作った。
 a)自民党は小泉政権時代(2001~06)、防衛費、教育費、公共事業費、社会福祉費等
  厳しい歳出削減を図ったが、やりすぎて、国民の反感を買ってしまった。その結果
  2007年参院選敗退、民主党は調子に乗って、バラマキマニフェストで政権奪取。
 b)民主党は、16兆円強の財源があると言ったが、わずかしか出てこなかった。
 C)今頃になって、あわてて消費税増税と社会福祉の一体改革を言い出した。
 これでは、国民の理解は得がたい?
2.民主党のマニフェスト作成の責任者・小沢一郎が、消費税増税はマニフェスト違反と
  声高に言っている。党が割れても採決の決意は揺るがないか?
3.民主党の消費税増税と社会福祉の一体改革について政策の体を成していない。
 a)税制改革に関して、28項目もの検討項目が付記されている。
 b)自民党が長らく検討してできた成案は、社会福祉費の歯止めとして財源を消費税に
  限定している所がミソであるが、それが全く抜けている。

これらの意見に対して、野田首相はじめ岡田副総理、その他閣僚も全く反論なし。
ただ、お説ごもっとも!と、拝聴するばかりだった。
野田毅議員が心配していた点は、「採決をするのか?」という一点だった。
自民党、少なくとも野田毅議員は本気印だった。民主党の案は全然ダメ。従って
もし採決に持ち込めるなら、自民党の成案を全部投入してでも可決させたいらしい。
しかし自民党は、成案を全部投入してしまった後で、採決延長(結局延期)または
民主党が割れて解散総選挙となった場合、自民党のノウハウはなくなってしまう?
私の読みでは、自民党は解散総選挙に持ち込むという点で皆の利害は一致している?
次の解散総選挙で甘言に騙されるようなら、いよいよ日本もお仕舞?如何なものか
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