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朝ドラ・4ヒロインの比較分析(6) [物語]

今日は夜来の雨が止んで日差しが戻ったかと思うと、また降り出す厄介な天気だった。
しかしその雨も午前中に止み、日差しが戻り、散歩では、携帯の傘も無用になった。
今日の「梅ちゃん先生」で、梅子(堀北真希)の作画の無能ぶりが紹介された。梅子が
描いた医専の校庭にある銅像(考える人)のスケッチ画を、班の4人に見られ、その内の
3人から酷評された。沢田弥生(徳永えり)は「猿」。須藤雪子(黒川智花)は「雪男」、
決定的だったのは、園田江美(白鳥久美子)の「毛玉」?(聴き取りにくかった)
こういう風に、ヒロインの能力についてここまで酷評したのは、他の3ヒロイン、「カーネーション」の
糸子(尾野真千子)、「おひさま」の陽子(井上真央)、「ゲゲ」の布美枝(松下奈緒)
では記憶に残っていない。この様なエピソードに「梅ちゃん先生」物語の特徴がある?

今日の「梅ちゃん先生」には、姉・松子(ミムラ)の入浴シーンと、キャバレーの歌手に
なった、かつてのうどん屋の姉ちゃん・矢吹あかね(宇野実彩子)の話があった。
ドラマの最初の方にも梅子の入浴シーンがあり、ヒロイン・準ヒロインの入浴シーンというのは
他の3ドラマでは記憶に無いし、半世紀に及ぶ朝ドラの歴史の中でも、珍しいのでは?
入浴シーンの風呂桶はドラム缶である。戦争直後(昭和20~22年)頃では、贅沢品?
入浴シーンの多用は、下村家の豊かさを強調しているのか?下村家の様な中流家庭でも
粗末なドラム缶風呂が、“ありがたかった”という時代の価値観を強調したいのか?
はたまた、視聴率アップを狙った美人女優の「露出作戦」か?

「露出」に関していえば、当時流行の「額縁ショー」というきわどい話題もあった。
松子(ミムラ)が更生を願っている上司・真田(平岳大)から、額縁を通して自分が
見られる事に、少なからぬ落胆を隠しきれなかった。違う世界に生きる人とは結局、
分かり合えないのではないか?真田に、何か惹かれるものがある松子にしてみれば、
真田に「額縁ショー」の女と見做されたと思い、真田を心配する自分の行為が、無為に
思われたのである。そんな複雑な心境で入浴している時、一片の桜の花びらがドラム缶
の湯船に舞い落ちる。落ち込んれいる松子には、それが何を意味するのかわからない?
だが、この花びらはキッと、松子の気持がこれから晴れていく予兆ではなかろうか?

松子は、真田同様、あかねを別の世界に生きる人と見做した。他の3ヒロインの交友関係で
芸能人は、糸子の顧客、踊り子・サエ(黒谷友香)芸妓駒子(宮嶋麻衣)?後はあまり
記憶に無い。梅子と歌手・あかねとの交友関係が、これから兄の竹夫(小出恵介)も絡み
長く続くとすれば、それも又「梅ちゃん物語」の特殊性ではなかろうか?如何なものか
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