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ゴルフと弓術 [物語]

今日も昨日に続いて快晴、しかし風はあって例年に比べて散歩も比較的楽な気がする。
そのお陰か、散歩は快調で、今週三日間ですでに、5万歩を突破した。週間目標達成確実。
筋トレは継続しているが、この所、スロージョギングは休止中である。
Shinと金毘羅参りに行って、Shinや妻と同じペースで登っていて、息苦しくなって
スロージョギングのやりすぎで、夏バテの傾向にあるのではないかと用心。休養している。
スロージョギングは、8/15のお盆の日に6旬目を終了したが、戦績は、5勝5敗。
60日間の通算成績は、 41勝19敗  勝率、6割8分3厘とついに7割を切ってしまった。

米国男子ゴルフのメジャー最終戦、全米プロ選手権 <米ミネソタ州のヘーゼルティン・ナショナルGC(7674ヤード=パー72)> でY・E・ヤン(韓)が通算8アンダーとし、初日から首位だった
タイガー・ウッズ(米)を逆転して初優勝を飾った。アジア勢のメジャー制覇は初。
ウッズも人の子、今年はメジャー無冠になった。そうそう、いつも勝てるものではない。
石川遼が最終日、世界ナンバー2の天才レフティ、フィル・ミケルソン(米国)と同組となったが
堂々のゴルフを披露し、ミケルソンを上回るスコアでまわりトータル8オーバーの56位タイでた。
DSC090818_1.jpg
石川遼がミケルソンを上回る成績を残したのは無欲の勝利ではないか。
それでオイゲン・ヘリゲル(ドイツの哲学者、東北大学で教鞭をとった)
の書いた「日本の弓術」(写真:文庫本で58頁)という小冊子を思い出した。
ヘリゲルは日本の弓術の大先生に日本の精神修養として弓術を習い
その真髄にまで達し、ドイツ帰国後も日本の弓術普及を図ってこの小冊子
を書いた。この書のハイライトは、修業4年後の壁にぶつかった時に
大先生が暗闇の弓道場で、蚊取線香のわずかな光の中で二本の矢
をもって模範演技をした場面だ。的の在り処も良くわからないのに一本目の矢が的を射ただけでなく、二本目の矢が最初の矢を割いて的を射たという。これは奇蹟だろう。
その後ヘリゲルは疑うことなく師のいうことを信じて精進し、精神修養の真髄に達したという。

ゴルフの世界トップレベルのプロは、おそらく、ヘリゲルの師のような精神状態に持っていける能力を備えているのだと私は思う。大先生は言う。「的は私の方へ近づいて来るように思われる。
そうしてそれは私と一体となる。的が私と一体となるならば、・・・矢はまた的の中心に在ることになる。」 トッププロには技量を超えた精神性がある?だから奇跡のチップイン。如何なものか。
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8.30衆議院総選挙と再帰性 [社会]

昨日、ある週刊誌のアンケートをもとに、8.30衆議院総選挙の成り行きを占ってみた。
私の今回の選挙に関する基本的な考え方は、「政権交代には至らない」 ということである。
その理由は3つある。第1は、前回の小泉郵政選挙と異なり、争点が明らかでないこと。
第2は民主党が政権を担うには未熟。例えば海上給油活動の変節、前小沢代表の企業献金偽装
問題、少し前になるがメール偽装問題なども含めて、取りこぼしが多すぎる。
第3は、平成5年(1993)の第40回衆議院議員総選挙で、自民党から細川連立政権に交代した
ときの失敗について、日本人の学習能力を信頼する、ということである。

昨日も書いたが、欧米のプリンシプル(体系化された原理・原則)を持たない日本では、
この時点で政権交代をするとは本来考えにくい。何故ならば、日本が変化するのは、環境変化への順応を原則としてきたからだ。現在アメリカ発の金融危機に遭遇しているとはいえ、1993年
当時、田中角栄とその派閥における政治資金がらみの政治腐敗に相当する問題はない。現在は
あの当時のような無謀な政権交代に賭けるほど差し迫った外圧や環境変化とはいえない。

従って、もしも8.30衆議院総選挙で政権交代が起こるとすれば、日本という国が21世紀になり
戦後の環境変化に順応して、体質を変えてしまっていると考えるべきだと思いついた。
日本人の考え方、体質の変化とは何か?私は、我慢、辛抱が美徳から悪徳へ変化したことだと
指摘したい。数年前、テレビの環境問題に関するアンケートに対して、30台前後の何人かが、
一様に“我慢はしたくないから”、“辛抱は悪だから”、といった前置き(言い訳?)をして
自分の対応策を答えていた。私はその時には、その真意が分らなかった。

最近、閃いた。この頃の若い人々(アラフォーを含む)は、“To Be” の生き方ではなく、
“To Have” の生き方に変ったのだと。無為に過ごす、瞑想する、というよりも何かで自分の
精神を満たしていなければ過ごせない。だから、いい大人まで麻薬に手を出してしまう。
日本人の原則:環境変化に適切に順応するための多くの習慣・考え方は体系立ってはいなかったが、環境が自然環境である間は立派に機能してきた。しかし、今や自然環境は瀕死状態で
人間社会の影響が甚大である。人間社会こそ自然と異なる、ソロスの “再帰性” で成り立つ。
“再帰性” を相手にするときには、従来の自然環境で培ってきた方法論だけでは通じない。
“To Have” の生き方は、ますます “再帰性” を跋扈させることになる。如何なものか。
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お盆の中日 [社会]

今日は、両親やご先祖様に報恩感謝をささげ、供養をする重要な日である。
先の大戦の終戦記念日でもあり、静かに、心を沈めて過ごしたいと思ったが、なかなか!
昨日購入した週刊誌の記事、「8.30総選挙、史上初の大調査」 を読んで心静かでなくなった。
全国300小選挙区で、各選挙区100人、全選挙区で3万人にアンケートした生データを公開。

生データそのままだと、自民党はほぼ全滅である。勿論、1選挙区を100人でサンプルするというのは、統計学的な意味のないことであり、統計的予測という面では、無意味なことは明らかだ。
しかしこの調査結果から、現在の日本の「空気」の何がしかは読み取れるはずである。
私が読み取った「空気」と、そして、そこから私の言いたいことを書いて置きたい。

まず、アンケートに参加した人々が、投票する先を“民主党”とする事が、流れであると感じているという事実である。その根拠の1は、回答した人の半数以上が“民主党”支持だったこと。
その根拠の2は、自民党の地盤が強い選挙区では、回答率が低くなっている事である。
次に、この調査結果は、調査対象者の意思が正確に反映されていないということである。
その根拠は、各選挙区の回答率が高率から低率まで大きくばらついていることである。
強い保守地盤の選挙区で回答率が低いのは保守への投票を意味するのか、政権交代の方を
選択するのかは不明であるが、調査を受けた人が投票の意思を正直に表していない確率大だ。

この調査から、“民主党”への風は、風向きが変わったとは言えずまだ吹いているのか?
回答率が、70%台:3、30%台:5、20%台と一桁%台:各1選挙区、平均回答率:約54%。
選挙民は相当な戸惑いを見せていると見える。“民主党”への風は、それほど甘いものでない。

欧米ではプリンシプルが尊重され、政権交代でも継続性が保たれる工夫がなされている。
しかしプリンシプルが尊重される風土の欧米企業において、短期的指標による経営の問題点が
浮き彫りにされ、昨今では日本企業でも性急な成果主義が見直されている。プリンシプルの
風土のない日本においては、利潤という明確な評価指標がある企業でさえ、成果主義が見直されている中で、あいまいな“マニフェスト”で、政治や政党に関して如何なる評価が可能なのか?
マスコミの雑音や、刺激的発言に翻弄される衆愚政治に陥る可能性もありうるだろう。
“マニフェスト”は短期指標だと民主党はいうが、外国の真似ばかりでいいのか?如何なものか。
    
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盆休'09・② [大家族]

090814_備中国分寺.jpg写真は、Shinを空港まで送る途中に立ち寄った備中国分寺を背景に
撮った。真っ青な空が印象的だった。半分、空が白っぽくなっている
のは、太陽光線によるハレーション?

一昨日、Shinと三人で金毘羅さんにお参りした帰りに、満濃池に
立ち寄った。幼い頃に大叔母(祖父の妹)から聴いた話を思い出し
急に、行ってみたくなった。ナビで簡単に行けそうだから。
昔は、簡単に近づけなかったような気がする。 大叔母の話は
“我が家の先祖は、満濃池を作る工事の御奉行様に任命されて、立派に完成させたが、
あまりに大きな池になってしまったので、その責任をとらされて、切腹し、家も武士から
農民に降格させられた” というものだった。後に弘法大師が作られたというのを聴いて
つくった時代が違うし、荒唐無稽なデッチアゲではないかと思ったものだ。
両親が四国・香川の出身だから、いろんな人から満濃池の話は幼い頃から良く聴かされていた。

まんのう町役場から出されている「満濃池」という小冊子の中の“満濃池要記”によると
○ 大宝年間(701~703)、湧き水をせきとめて最初に池をつくる。
◎ 弘仁9年(818) 決壊、国司(地方長官)が、讃岐出身の名僧・空海を朝廷に招請。
◎ 弘仁12年(821) 5月、空海は太政官符を携え、讃岐に下った。その報に接し、
  役夫は大挙して集まり、谷地全域を池とする難工事も、わずか三ヶ月で竣工した。
○ その後、何度も決壊、修復を繰り返したが、元暦元年(1184)に決壊してからは修復
  することもなく、池地には、池内村が出来ていた。
○ 寛永5年(1628) 当時の領主の命により満濃池再建に着手、寛永8年(1631)に竣工。
  弘仁の昔を凌ぐ大池となった。

香川は、雨が少なく、山が浅いので、ため池で灌漑用水を補っている。
満濃池は、いわば特大のため池であり、近郷近在の農家はそのお陰を蒙っているのである。
しかし、今まで満濃池に行ったこともなかったし、その由来も詳しく知らなかった。
今度、満濃池を訪問し、役場に寄って歴史を勉強したお陰で、我が家の先祖かどうかは別にして
大叔母の話も全く嘘とばかりは言えないのではないかと思えてきた。如何なものか。
 
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盆休'09 [大家族]

Shinは小学校4年生で横浜に転宅して以来、当地に住んでいない。従って当地のことは余り
記憶に残っていない。それで我々が倉敷に帰ってきてから、彼が来倉した時には、折に触れて
観光地を案内しているが、美観地区、足守、岡山・後楽園など近場で済ましていた。
盆休みで昨日、Shinが帰ってきた。空港まで出迎え、観光は近場でと、吉備路、或いは鷲羽山
を考えていたが、意表を突かれて、四国に渡った記憶がないといわれ、金毘羅参りに行った。
数年前の正月に、子供夫婦や孫達と行った時には、Shinは帰省していなかったのだ。

炎天下、900段近くの石段を登り、本宮に到着。疲れていてすぐに降りる気がしない。境内を散策していると、様々な額等が奉納されている絵馬堂に行き当たり、改めて金毘羅さんが航海安全の
元締め的神様である事に感心した。そして其処に奇妙な船があることに気付いた。私は知らなかったが、太陽電池を貼り付けたアルミで出来た船で“ソーラーマーメイド号”という。
地球の環境保全と資源の有効活用をテーマに、船体に、ビール缶にして2万2千個分のアルミ材を再利用して造った船で、世界で初めての試みだという。つくっただけではない。堀江謙一さんが、1996年に南米エクアドルから東京まで、約1万6千キロに及ぶ太平洋を単独で横断した際、138日間行動を共にしたというから凄い。堀江謙一氏は金刀比羅宮に “ソーラーマーメイド号”を奉納したのは、「自分の地球環境への思いを、少しでも多くの方に感じてもらいたい」、と
いう熱いメッセージこめられているのである。心して拝観した次第である。

さて今日は、曇り後雨という天気予報ながら、Shinと二人でゴルフに行った。
昨年に続いて二度目のゴルフである。(去年の事は、2008.08.14のブログを参照のこと)
二人とも、昨年よりも成績が良かったのでまあまあのご機嫌である。
私は今年もまたグロスで勝ってしまった。Shinは、出だしで躓いたのが大きかった。
もう少し良いスコアが出せると思っていたようで、私に気を使ったのだと言っていた。
まあ、気を使ってくれている間が華。そのうち、私など相手にしなくなる日も近いだろう。

今日は幸い、最後のホールだけ少し降られただけで、そんなに熱さも厳しくない曇天が多く
昨年のような熱中症の心配はなかったが、やはり首の周りが焼けたのかヒリヒリする。
去年ほどの緊張感はなかったが、その分、余裕を持って楽しめたような気がする。亡き親父と
コースに出始めた頃の懐かしい出来事(成功と共に失敗体験など)も思い出した。

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閑話'09_0811 [大家族]

あさっての息子とのゴルフ対決に備えて、久しぶりにカンカン照りの早朝ゴルフ練習に行った。
筋トレやスロージョギングの効果を期待していたが期待ほどの事はなかった。それでも65歳頃の飛距離、或いはもう少し前に戻ったように思った。まあ、それくらいで良しとしよう。
今日の天気は猫の目の様に変る。カンカン照りから一転土砂降り、と思ったらまた止んだり降ったりが続いた。それでも今日もまた、雨を縫って、スロージョギングと散歩をこなした。

閑話休題、先日、いつもの教会での合唱練習は今まで余り使ったことのない部屋でやった。
横長の大きな額が架かっていた。たまたま早く到着したので、額に書かれていた詩を読んだ。
額に詩の題名はなかったが、“某年某月に病者の祈りを書く”という但書でそれと知れた。
1年半ばかり前に書いたものだった。はじめて見たのも道理である。
私は、この“病者の祈り”という詩に興味を持った。今思えば、日本的ではない異国情緒を
直感したからだと思う。以下に、その辺の感じを書いておきたい。
詩の全文(日本訳)と原詩(英語)は、 「続きを読む」 に掲載しておいた。参考にされたい。

この詩に書かれていることを要約すると、次のようになる。
詩の作者は5つの目的、(課題解決、偉大な業績、幸福、賞賛、享楽) のために、5つのこと
即ち、(能力、健康、富、権力、あらゆるもの) を求めたが、何1つ叶えられなかった。
求めたものは、叶えられなかったが、願いは叶えられた、という。このところが分りにくい。
日本人は阿吽の呼吸で、直感的に分るのだが、外国人も日本人的なのか?私は、違うと思う。
作者は、自分は未熟にもかかわらず、神は本当に設定すべき目的(自分では言い表せなかった)を知らしめてくれた、感謝に耐えない、最高の幸せだ、と言いたいのでは?

この詩の作者のような人生の目的設定をするから、能力、健康、富、権力、あらゆるもの、がなければならないと思い、得られなければ落ち込んでゆく。詩の作者は其処を踏みとどまった。
人生の目的や手段は、状況によって幾らでも変更可能だ。詩の作者が最初に設定した人生の目的である“課題解決、偉大な業績、幸福、賞賛、享楽”は、生きている実感・味わいに過ぎない。
どんな人生にも、その人の心掛け次第で、課題解決、偉大な業績、幸福、賞賛、享楽などは付いてくる。詩の作者が落ち込まずに踏み止まれたのは、自分に相応しい真の人生の目的に目覚めたからである。自分に相応しい偉大な業績とは何か?深く考えるべきだと思う。如何なものか。   

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SJの効果'09_0810 [大家族]

昨日から降り続く雨もやっと午前中に止み、午後にはスロージョギング(SJ)を実行できた。
午前中は延び延びになっていた歯科医の治療に行った。現在治療中の歯の事は、
2009.07.06のブログ“涙の連携プレー”で取り上げたが、上の犬歯と奥歯の間の2本が
連係プレーの最中に、どちらも縦と横に割れてしまった。
最初(数年前)に縦(前後)に割れた歯は、治療によって無事、修復されたが、
今度(2009.05.13)、横(左右)に割れた歯は修復に手間取った。
しかし先生の懸命な治療によって今回、ようやく先生も愁眉を開く状況に漕ぎ着けた。
夏疲れのでる来月中旬頃にもう一度診察しOKなら当分このままで行こうという事になった。

スロージョギングで、午前中の歯科先生の治療経過説明を思い出しながら、
今回の歯の治療は、前回割れた歯の治療ほど楽観的な状況ではなかったことに思い至った。
先生は恐らく、こんなにうまく行くとは思っていなかったようだ。その大きな要因は、
私の歯・歯茎が年齢相応にくたびれているのが見て取れたからではないか? それに気付かず、
前回同様、今回もうまく行くものと安心しきって2009.07.06のブログに治るものと信じ切っていた私の根拠は何だったのだろうか?と自らの心に問いかけた。
そこで、私はスロージョギングの魔法ではないかと気付いたのだ。

スロージョギングの開始日は、2009.06.17。二度目に歯が割れた日から1ヶ月弱。そして
2009.07.06、何度目かの治療日に、先生からの歯の連係プレーのお話を聞いてブログにした。
そして、その日が、スロージョギング2旬目の最終日、その10日間は3勝7敗と落ち込んだ。
しかしその後も懸命に継続して、現在に至っている。

スロージョギングは、手足の毛細管を増殖する、或いは、脳の血管、前頭葉の血管を増殖するという効能書きに動かされた。膝やフクラハギ、そして心臓などに違和感がありなら継続してきたのは、効能書きに釣られただけでなく、無意識の改善感があったからだと思う。
いまだ、手足や脳における効果は実感していないが、脳の前に、歯茎の血管を活性化させて、
割れた歯を再生してくれているということが、ようやく具体的に実感が持てた。そういえば、
去年の正月以来、何かというと歯が浮いてきて、歯磨きや指で懸命にマッサージしてもなかなか治らなかったのが、最近では殆どそういうことを感じなくなった。如何なものか。        
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Newsな日々 [希望]

昨日からスロージョギング(SJ)の6旬目に突入。昨日・今日共に実行した。
今日は、青空に入道雲が競演する炎天下、セミの鳴き声に励まされて、スローに開始。
耳を澄ますと、クマゼミの声の影から、ツクツク法師の声が聞こえて来る。
入道雲の向こうには、うろこ雲がたなびいている。そういえば、今日は立秋だった。

“秋立つ日読める
 秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる
   古今集 巻四・秋の歌・上 藤原敏行
地球温暖化のせいか、それともスロージョギングのためか、秋風は感じられなかったが
入道雲のもっと向こうの、高い空と雲の色に、ふと秋を感じ取れたのだろうか?
藤原敏行さんのような優雅な日常生活には程遠く、このところ騒がしいニュースな日々だ。

酒井法子は、覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕された夫のことで失踪していたと思っていたら、何と本人に、同様の容疑で逮捕状が出たという。また、大原麗子が、孤独死していたことがわかったという。この二人のニュースを聞いて思い出した女優がいた。三田佳子である。
この三人は、NHK大河ドラマの大役を華やかに演じたことで、私の記憶に強く残った。
三田佳子は、「花の乱」 室町幕府の将軍・足利義政の夫人・日野富子を演じた。
大原麗子は、「春日局」 三代将軍徳川家光の乳母を任された女性・春日局を演じた。
酒井法子は、 「利家とまつ」 北の政所役を演じたが印象的だった。
まつ役の主役・松嶋菜々子との競演で、30歳そこそこなのに貫禄の演技に感心した。

子供や旦那の覚せい剤騒動に巻き込まれるのではなく、本人自身が手を染めたとなると、
アラフォーという年齢からも、軌道修正が難しかろうと思う。しかし人生、イロイロ。
人間は不完全な生き物である。行いを正すに、遅すぎるということはない。
お気の毒なのは大原麗子である。死んでしまったらどうしようもない。
大スターといっても、病気だけでなく、さまざまな葛藤があって、生きづらいようだ。
科学技術の進歩と共に、世の中はますます複雑になってきているように思われがちであるが
所詮、人間が生み出したもの。本質を見抜いてシンプルに生きよう! 
冒頭に引用した古今集の和歌のような優雅な生活を心掛けようではないか。如何なものか。
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原爆の日'09 [希望]

今年もまた広島・長崎の原爆の日がやってきた。世界初の原爆被害国として
核拡散防止・核武装放棄を世界に訴えてきたが、その甲斐もなく核武装国は増え続けている。
ベルリンの壁崩壊後の欧米一極支配に対して、姿なき対立勢力がゲリラ作戦に転じたからだ。
1990年代後半のインド、パキスタンの核実験から、2001.9.11のアメリカ同時多発テロ、そして
北朝鮮の核実験へとその流れは着実に進んでいる。姿なき対立勢力の危険な戦略転換である。

アメリカは、ブッシュ政権のハードパワー(核兵器)重視の政策から、オバマ政権に移行して
明らかに、ソフトパワー(対話・経済援助など)重視に切り替わった事は明白である。
“北風と太陽”の物語を引用するまでもないが、太陽政策で核廃絶(外套を脱がせる)を
狙っている。韓国の長年にわたる太陽政策が、なかなか成功を見ないことからわかるように
太陽政策は、そう簡単に、短期的スパンで解決できるとも思われない。

このように過去を顧みれば、強力なハードパワー(核兵器)は、外向きの威嚇に使用すれば、威嚇だけだと、自国や自地域の多様性を持続する手段として有効である事が分る。
一方、国や地域の歴史的流れの中でその文化・風俗を持続的に発展させるためには、国や地域に絶大な権威がなければ、諸外国から流入する情報・文物によって大きく変質してしまう。
そのような観点に立てば、核兵器は、他国・他地域と異なる自国・自地域の多様性を維持するための内向きの威嚇としても働いている事が分るだろう。このように見てくると、核拡散防止・
核武装放棄の訴えが、なかなか世界に浸透しない本質が見えてくるだろう。
頭脳明晰なオバマ大統領がいとも簡単に核廃絶を言い出した背景には、彼自身の内部における
多様性の共存に自信があるからではないか?もしも、核廃絶に向けての妙策が有るとすれば
オバマ大統領という人間存在そのものの中に、ヒントが隠されているのではないか?

余談だが、橋下大阪府知事が、この間テレビで臆面もなく、「悪魔に魂を売ってでも、人を動かさねば政治家の価値はない」、と吠えていた。悪魔に魂を売るというのは、邪悪な目的を持っているから手段を選ばないのだ。そんな邪悪な目的・手段を持った政治家の国ならば、いくら立派に見える目的を達成しても、人民の幸福につながろうはずもない。美味しい目的には毒がある。
マニフェストの中身だけではなく、それを進める政治家が、悪魔に魂を売るような邪悪な目的・手段を隠しもっていないか?良くそれらを見極めることこそ、大切なのでは?如何なものか。
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魔法の運動・第5旬報告 [大家族]

ここ二・三日青空のみえる日が続く。今日、気象庁のホームページで確認したら中国地方も
やっと昨日から梅雨が明けたらしい。平年よりも15日遅れ、昨年より約1ヶ月遅れである。
しかし梅雨明けと言っても、昔のようなカラッとした天気ではなく、相変わらず蒸暑い。
今日も午前中は仕事だったが、何か倦怠感があってふと昨夜見たテレビのことを思い出した。
朝日放送「たけしの本当は怖い家庭の医学」の後半をチャンネル変更時にチラリと見た。
年寄りが真夏の室内で熱中症にかかって倒れるという話だった。興味を引いたのは、
① 熱中症にかかる前の前兆としての倦怠感。
② クーラー嫌いで室内気温が上昇して熱中症になった。60歳過ぎはかかり易い。
という点である。 どうもこの倦怠感は、夏の疲れが溜まってきたものか?
そこで、今日は散歩も夕方で、かつスロージョギング(SJ)もお休みと決定、
早めに魔法の運動“SJ”・5旬目の総括を書いた。

8月初旬では、16:30過ぎといってもまだ御日様は中天に輝くといって過言ではない。
この所、そんな中でスロージョギングをやってきた。いくら室外で風通しが良くとも
30℃前後の炎天下を“SJ”していて、よくまあ熱中症にかからなかったものだと感謝!
最近 “SJ” の実行時間管理をstopwatchでやるようにした。これも5旬目の新機軸。
今時の “SJ” では、入道雲のオンパレードだが、ジッと見入っているとソフトクリームや
綿菓子に見えてくるから不思議である。これも熱中症の前駆症状かもわからない。

この前ツクツク法師が鳴いているのを聴いて季節感覚が狂っているのではないかと心配した。
近年はセミの出てくる時期が狂ってきているのだろうか。私がセミ捕りをしていた少年時代は
ツクツク法師といえば、8月のお盆過ぎ、声を聴くと夏休みも終わりか!と、
うらさびしく、哀愁ともいえる物悲しさが、一瞬、子供心をよぎったものだ。

“SJ” 第5旬は、初日(07.27)に、60分強と頑張って直後の二日をお休みしたので
その後は用心をして、40~50分止まりを心がけてきた。しかし8/2には、諸般の事情があって
歩数を稼ぐために、73分まで実践してしまった。少し左膝に違和感が残ったので、その後の
継続が危ぶまれたが、昨日まで順調に実践した。 6旬目も元気でやれるよう今日は休養。
今日お休みで、 “SJ” 5旬目戦績は、 余裕の7勝3敗。50日通算 36勝14敗、7割2分
昨夜の番組を適切な忠告と捉え、今後もあまり無理をせず気長に継続したい。如何なものか。
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