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お盆の中日 [社会]

今日は、両親やご先祖様に報恩感謝をささげ、供養をする重要な日である。
先の大戦の終戦記念日でもあり、静かに、心を沈めて過ごしたいと思ったが、なかなか!
昨日購入した週刊誌の記事、「8.30総選挙、史上初の大調査」 を読んで心静かでなくなった。
全国300小選挙区で、各選挙区100人、全選挙区で3万人にアンケートした生データを公開。

生データそのままだと、自民党はほぼ全滅である。勿論、1選挙区を100人でサンプルするというのは、統計学的な意味のないことであり、統計的予測という面では、無意味なことは明らかだ。
しかしこの調査結果から、現在の日本の「空気」の何がしかは読み取れるはずである。
私が読み取った「空気」と、そして、そこから私の言いたいことを書いて置きたい。

まず、アンケートに参加した人々が、投票する先を“民主党”とする事が、流れであると感じているという事実である。その根拠の1は、回答した人の半数以上が“民主党”支持だったこと。
その根拠の2は、自民党の地盤が強い選挙区では、回答率が低くなっている事である。
次に、この調査結果は、調査対象者の意思が正確に反映されていないということである。
その根拠は、各選挙区の回答率が高率から低率まで大きくばらついていることである。
強い保守地盤の選挙区で回答率が低いのは保守への投票を意味するのか、政権交代の方を
選択するのかは不明であるが、調査を受けた人が投票の意思を正直に表していない確率大だ。

この調査から、“民主党”への風は、風向きが変わったとは言えずまだ吹いているのか?
回答率が、70%台:3、30%台:5、20%台と一桁%台:各1選挙区、平均回答率:約54%。
選挙民は相当な戸惑いを見せていると見える。“民主党”への風は、それほど甘いものでない。

欧米ではプリンシプルが尊重され、政権交代でも継続性が保たれる工夫がなされている。
しかしプリンシプルが尊重される風土の欧米企業において、短期的指標による経営の問題点が
浮き彫りにされ、昨今では日本企業でも性急な成果主義が見直されている。プリンシプルの
風土のない日本においては、利潤という明確な評価指標がある企業でさえ、成果主義が見直されている中で、あいまいな“マニフェスト”で、政治や政党に関して如何なる評価が可能なのか?
マスコミの雑音や、刺激的発言に翻弄される衆愚政治に陥る可能性もありうるだろう。
“マニフェスト”は短期指標だと民主党はいうが、外国の真似ばかりでいいのか?如何なものか。
    
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