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Golf_0802'09 [希望]

189_204272Bジョーンズ.jpg北海道・小樽CC(7535ヤード、パー72)で行われたサンクロレラ・クラシック杯で石川遼が優勝。今季2勝目を挙げた。初日から単独トップを守っていたが、4日目の今日は2番5番でボギーを叩き、怒涛のバーディラッシュの片山晋吾と一時ならばれた。並みの選手、いや相当の名選手でもこの流れに抗し切れず崩れていくのが普通(下の写真は遼優勝の瞬間)。ALB20090802遼.jpg
しかしその後の6番から遼は気持を切り替えたのか、14番まで、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と互いに一歩も譲らず6つのバーディを重ねていく(Top写真はジョーンズ)。この辺の時点で、晋吾も届かなくなる。そして15番、石川はボギーを叩きついにB・ジョーンズに並ばれた。テレビ解説者は遼のショットの乱れから流れが悪いという。もう負けるような予感を思わせた。しかし此処からも両雄、一歩も引かず最終ホール、ついにバーディで決着をつけた。

昨日の石川遼の「優勝するには上にいた方が有利」という言葉どおりに、競争者とのハンディを活かし、恐れることなく、最後まで揺るぎない精神で戦い通したのは見上げたものである。優勝した瞬間のガッツポーズは、なんだかウッズそっくりのような気がしたが?
優勝インタビューで、「戦ってくれたBJ(B・ジョーンズ)がいなかったらここまで良いプレーはできなかった。彼は素晴らしい選手だ。彼と戦えたことを誇りに思っている」、と死闘を演じたジョーンズへの感謝と共に、達成感の涙々。34歳と17歳、年は倍半分だが、飛距離はほぼ同じの飛ばし屋同士、本当に記憶に残る名勝負だった。

私が残念に思うのは、テレビ解説者が再三指摘していたギャラリーのマナーの悪さである。
行き詰るデッドヒート最中、BJのバーディパットが外れそうになった時に拍手する。
最終ホールのBJのバーディパットが外れた後に、観客から笑い声が聞こえ、さすが温厚なBJも
ムッとして振り返った程である。観客に悪気はなく、何か別のことで笑ったのかもしれない。
日本人ならそれ程気にしないかもしれない。しかし文化の違いのある外国の選手に対して
集中力を欠く日本の観客は戦前の“鬼畜米英、日本万歳”的な唯我独尊的体質、
島国根性的体質を今もって脱する事ができないのであろうか?日本人は、自分のことばかり
考えるのではなく、もっと広い世界を理解しなければならないと思うが、如何なものか。
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