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急がば回れ [閑話]

今日は、15:00から約50分、国会で、東日本大震災後、初の党首討論が行われた。
自民党・谷垣禎一総裁に続き、公明党・山口那津男代表も短時間だが厳しく迫った。

自民党・谷垣総裁と公明党・山口那津男代表は6/1午後、国会内で会談し午後6時にも
内閣不信任決議案を衆院に共同提出する方針を正式に決定した。たちあがれ日本も参加?
不信任案は、2日午後の衆院本会議で採決される公算が大きい。(日経web刊6/1 16:33)
不信任案の可決には、社民党を除く野党系議員が全員賛成に回ったとしても、可決には
与党系から81人以上の造反者がでなければならないという。(日経web刊6/1 13:56)
朝日新聞の今朝刊の調査結果では、造反者数は、いまだ50数名ということだった。
これから、明日午後の採決?までの、綱引きが見もの。勝敗は時の運である!

さて標題の「急がば回れ」という諺を参考に、内閣不信任案の是非を考えてみたい。
現状の不信任案問題に対して「被災者を念頭に置かない議論」という批判が、最も手厳しい
のではなかろうか? それに対して、今日の党首討論を聴いていると、真実は兎も角も、
見た目には野党党首が、「被災者を念頭に置かない議論」をしているようには見えない。
与野党共に被災者を念頭に置いている?問題は疲弊した被災者が立上がるための支援の
やり方、スピードである。そういった観点から見ると、どちらかといえば菅首相の方が
被災者のことをどれだけ本気で考えているのか?と疑問に思った。

野党に不信任案を提出する正当性があるとすれば、それは不信任可決によってできた政府の
復興活動の方が、より安全・確実であり、被災者に有利である、ということしかない。
その意味するところは、菅政権は無能だから異なった政府に切替える時間的ロスがあろうと
無能な政府がやるよりも、最終的に新しい政府の方が、良い結果になるということである。

勿論、歴史に「タラレバ」はない。新しい政府の方が良い結果になる補償などない。
しかし菅内閣の下で、今後も継続することの方が、良い結果になるという保証もない?
だからこそ国民の代表である国会議員が、しのぎを削って正しい道筋を議論するのでは?
「急がば回れ」という諺は、目指している経路が最短時間で到達できるという思い込みや
錯覚がないか?凡庸な人に有りがちな視野狭窄症を戒めているのである。
民主党は現状、自民党の政策丸呑み等で政権延命を図っている。実に情けない状況だ。
自民党も民主党の政策請負では腐ってしまうだろう。不信任案には、そういう背景もある。
不信任案問題を批判する人は何様になったつもり?視野狭窄症では? 如何なものか
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