SSブログ

国会'11.05.31中継雑感 [社会]

今日、午前中の国会中継を視聴していて、この国の政治は大丈夫なのか?
本当に心配になってきた。あきれ果ててモノも言えない状況(杜撰な政府の管理状況)が
国会討論の中で、逐一明らかになってきたからである。

問題の発端は、3/12福島原発海水注入時期、中断の有無など政府対応の不手際追及だった。
しかし問題はもっと深刻であることが、今国会で中川秀直氏(自民)から引き出された証言
(東電・武藤副社長、原子力保安院・寺坂院長、原子力安全委員会の班目(まだらめ)委員長)
から分った。
従来の問題点は、菅首相の余計な口出し(再臨界の心配)で海水注入時期が遅れたのでは?
ということだった。しかしこの問題は、5/26時点、福島第一原発・吉田昌郎所長の判断で、
継続されていた事が明らかになった。班目委員長も、その事実を知って、5/26の記者会見で
「中断がなかったのなら、私はいったい何だったのでしょう」と、自嘲気味に語ったという。

菅首相の余計な口出しの尻拭いの(野党の国会追及から逃げる)ために、菅首相をはじめ、
政府、原子力災害対策本部関係者は、訳もわからず、口裏あわせをしていた事になる。
吉田所長の英断で中断されなかった事が明らかにされた5/26時点で、彼らは嘘に嘘を重ねる
悪行から開放され、ホッ?海水注入関連の実害はなかったのだから目出度し!目出度し!?
まるで、そんな感じで、堂々としていた菅首相。蛙の面にションベンのような面構え?

しかし国の政治とは、そんなお粗末でやっていけるの?命令系統、連絡系統など滅茶苦茶?
原子力災害対策本部とは、何のタメにあるの?首相の尻拭いのタメ?
政府首脳、原子力災害対策本部・主要メンバが、吉田所長の英断を二ヶ月半も知らなかった?
そんな風通しの悪い組織で、真ともな仕事が出来るわけがないのでは?
首相のスタンドプレーばかりを援護するナルシシズム集団で、この国難をやっていけるの?

水鳥は優雅に寛いでいると見えて、水面下では必死に水を掻いている。本当の政治家も普段は
遊んでいると見えて、見えない所で努力し、いざという時に縁の下で皆を助けるのでは?
自分の手柄ばかりを強調し、人の努力を評価しない人々の集団では碌な政治は出来ない?
谷垣禎一総裁も、明日の党首討論の結果を見て、不信任案提出を決断するだろう。
こんな時に政局ではないという意見もあるが、こんな酷い政府は、こんな時だから許せない?
今日の冒頭質問者・階猛議員(民主)は「トップの指示に反しても復興に役に立つことを実行して
いきたい」と言ってのけた。小沢元代表一派の造反も十分に考えられる。如何なものか
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。