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被災者の心に明りを! [社会]

「東日本大震災」で、大切な人を亡くし、大事なモノを失くされた方々は、
時間が止まってしまった!そしてあの日の前に帰りたい・・・・・・・! と感じられるだろう。
そういう方々のことを思うと、万感、胸に迫り、言葉もない。それでも無慈悲なようだが、
悲観を楽観に切り替え、敢えて、そういう皆さんに強く生きて頂きたいと祈っている。

人は原則、楽観的にできていると思う。今週の「おひさま」でそれを証明しよう。
昭和19年(1944)元旦。陽子(井上真央)が丸庵の前の通りで、夫が出征中の宮下啓子
(初音映莉子)の子どもに独楽回しの妙技を披露していた。のどかな正月風景である。
そんな時、役所の人が通りかかり啓子が急に強くおびえた。不審に思った陽子が訊ねると
その人は戦死公報を届ける係りで、自分に来たのではないか?と、こわがったという。
それを聴いて、陽子も出征している夫を思い、ゾッとして鳥肌が立ったと言っていた。

この話からも分るように、啓子も、役所の人に会うと思い出すのであり、
陽子も、啓子の恐怖心を聴いて、それに伝染するのである。いつもいつも不安を抱き、
悲観的になっているのではない。しかし、啓子のように取り越し苦労の傾向の強い人は
こういう経験が重なると、悲観的気分が継続するようになり、日常化する恐れがある。
そこで大切な事が、災難に立向う時、社会の指導的な立場の人々が、明るい気分で、
前向きに取組むことが、最も大切なことだと思っている。

福島県相馬市の男性(50歳代酪農業)が将来を悲観して自殺したということを聴いた。
今年5月の福島県の自殺者数(速報値)は68人。前年同月と比べて、19人増加している。
(ただし、震災や原発事故との関連は不明とのこと) 私にとって衝撃だったのは
相馬市の男性が、福島第1原発事故への恨み言と思われる言葉を書残していた事である。
「原発さえなければ」という言葉で始まる書置きに私は一瞬、ゾッとして鳥肌が立った。

週間ポスト・6/24号を読んでいたら、仙谷官房副長官や前原前外務大臣が原発輸出を
推進している?原発輸出計画は大震災で中断されたと思っていたが、再開されたのか?
確かに、ご両人や多くの政治家は明るい気分で、前向きに原発輸出に取組んでいる?
だが、私が「明るい気分で、前向きに取組むこと」というフレーズで言いたかった事は
早々に原発輸出を再開するような意味合いではない。原発輸出の再開でも明らかだが
自殺者対策の強化を云々していた民主党政権が、如何に場当たり的な政党か、が明確。
場当たり的政党の政権では、被災者の心に明りをともせない。如何なものか
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