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「人助け」の押売? [閑話]

昨日は、八百長相撲ならぬイカサマ政治の話をした。鳩山、菅共に、有名大学卒の大秀才。
その彼らが、何故イカサマ政治にハマるのか?その原因を、愚かな私が、探ってみた。
いろいろ考えてみたが、結局は権力という魔物に取り付かれた亡者という事に落ち着く。
明治維新から第二次世界大戦敗戦までの約80年間の“結”の最初の頃、大正末~昭和の始
関東大震災や金融恐慌があったが、それまでは、大正ロマン時代。空前の繁栄期だった。

今年も暖かくなって風邪を引いた人は多いと聴く。人間は暖かくなると少しの寒さの戻りでも
結構、肌身にしみるのだ。それと同じ事で、景気の冷込みはえらく身にこたえるものである。
そういう時に、権力盗りゲーム熱中症の人間が、うごめきだすのである。何といっても
「人助け」という錦の御旗がある。その目的のためには何をしても大目に見てもらえる?

最近の数年は大正末~昭和の始と世相に共通点が多い。それだけではない。当時に比べて
現代は、格段に経済的な豊かさがある。それは何を意味するだろうか?
「人助け」という錦の御旗は、権力盗り以外にも、様々な自己満足、他人の賞賛獲得等々
応用範囲がすこぶる多い。そこで「人助け」が、無条件で“善”の様に扱われる傾向がある?
例えば、垂れ流しの「人助け」押売コマーシャルである。

今や、少々の「人助け」やボランティア、政治でも、地道な活動では目立たない。
‘「人助け」をしたい市場’の競争率は鰻上り!ついに「人助け」の押売となってきた。
テキヤのサクラのようなイカサマもやらねばならない。昨日の不信任案をめぐる駆け引きは
直接的には「人助け」と関係ないように見えるが、さにあらず。民主党の「人助け」押売の
ために、菅、鳩山が一芝居打って、小沢派謀反を防いだ?

「東日本大震災」によって、「しあわせ」・「ゆたかさ」を再考する動きもあるという。
菅、鳩山両氏は、人から教わる「知」に関しては素晴らしい才能があるようだ。
しかし、もう1つの「知」がある。それは、自分でしか生み出せない「知」である。
そしてそれは、「感謝」や「満足」が肥やしとなる。
金儲けや出世、権力・名声のための競争や闘争に使うものではない。

菅首相や鳩山前首相、そして民主党という理念なき集団は、「人助け」の押売という商売
で一体となり、権力のためにイカサマ、詐欺、朝令暮改等何でもやる餓鬼道にハマッた?
如何なものか
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不信任案否決'11.06.02 [閑話]

昨日、自民、公明、みんなの党などから提出された不信任案が、午後の国会で否決された。
午前の菅・鳩山会談で一応、菅首相の退任という言質を取ったという事で、鳩山前首相が
不信任案の反対派に回り、可決の目途が立たなくなったのか、小沢派が崩れてしまった。
小沢は議場を欠席。 投票総数:445、不信任案反対:293、不信任案賛成:152
自民党は、鳩山、小沢に翻弄された。昔、福田元首相も大連立で小沢に煮湯を飲まされた。
政治の世界は中々難しい。政界は世の中の暗黒部分もしっかりと反映した世界である。

不信任案が否決されたことを、どのように読み解いたら良いのか?自力で考えてみた。
不信任案提出問題を、大震災で大変な時にそんな閑はないと批判された事が正しかったのか?
私の意見は否決されても昨日のブログ通りで、変わりはない。そういう意見は視野狭窄?
こういう政治的な抗争も政治の内であり、行政関係者が軽々しく批判すべき事ではない。

今日の不信任案の提出に伴う、大島副総裁(自民)の趣旨説明、および石原幹事長(自民)
井上幹事長(公明)、柿澤未途(みんなの党)の賛成意見には聴くべき事が沢山あった。
しかし民主党の内部にも、それなりの意見があり「馬の耳に念仏」、「馬耳東風」?
とは言え小沢、鳩山、菅らの政治思想には大きな隔たりがあり、それぞれスタンドプレー。
問題は大震災の被災者だけでなく、経済・社会における広汎な影響にどう対応するのか?
法治国家として、憲法以下の法に則り、組織的に、国会や各方面の合意を取り付けながら
着実に対策を実施して行く事である。それに対して民主党は、党としての理念統一の目途も
立たないのに政権に拘りスタンドプレーばかりで機能は麻痺。社会の危険性は非常に大?
小沢氏の政治献金問題で「棚ぼた」首相?の鳩山前首相も酷かったが、菅首相も同様に
「棚ぼた」首相?菅が辞めても、やはり「棚ぼた」首相?いつまで続く「棚ぼた」首相?

不信任案提出前後の政治家の言動・行動の変化は、政治家の仮面を暴くための格好の材料に
なるのでは?それが不信任案提出の意義!しかし日本人はほとんど注意を払わないのでは?
日本人は善良な人種だから、仮面を疑わず仮面に騙され、変な方向に誘導されてしまう?
しかして、政治の分らない国民と、言動に信も真も芯もないイカサマ政治家との頓珍漢交通
によって、政界はさらに混乱。イカサマ政治家が跋扈し、朝令暮改的なイカサマ技を駆使し
真面目な政治家をさらに駆逐してしまうのではないだろうか?その結果、国全体が麻痺?
私が年来、言っている“起承転結”サイクルに沿って、いつか見た光景の破滅の道を辿る?
如何なものか
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急がば回れ [閑話]

今日は、15:00から約50分、国会で、東日本大震災後、初の党首討論が行われた。
自民党・谷垣禎一総裁に続き、公明党・山口那津男代表も短時間だが厳しく迫った。

自民党・谷垣総裁と公明党・山口那津男代表は6/1午後、国会内で会談し午後6時にも
内閣不信任決議案を衆院に共同提出する方針を正式に決定した。たちあがれ日本も参加?
不信任案は、2日午後の衆院本会議で採決される公算が大きい。(日経web刊6/1 16:33)
不信任案の可決には、社民党を除く野党系議員が全員賛成に回ったとしても、可決には
与党系から81人以上の造反者がでなければならないという。(日経web刊6/1 13:56)
朝日新聞の今朝刊の調査結果では、造反者数は、いまだ50数名ということだった。
これから、明日午後の採決?までの、綱引きが見もの。勝敗は時の運である!

さて標題の「急がば回れ」という諺を参考に、内閣不信任案の是非を考えてみたい。
現状の不信任案問題に対して「被災者を念頭に置かない議論」という批判が、最も手厳しい
のではなかろうか? それに対して、今日の党首討論を聴いていると、真実は兎も角も、
見た目には野党党首が、「被災者を念頭に置かない議論」をしているようには見えない。
与野党共に被災者を念頭に置いている?問題は疲弊した被災者が立上がるための支援の
やり方、スピードである。そういった観点から見ると、どちらかといえば菅首相の方が
被災者のことをどれだけ本気で考えているのか?と疑問に思った。

野党に不信任案を提出する正当性があるとすれば、それは不信任可決によってできた政府の
復興活動の方が、より安全・確実であり、被災者に有利である、ということしかない。
その意味するところは、菅政権は無能だから異なった政府に切替える時間的ロスがあろうと
無能な政府がやるよりも、最終的に新しい政府の方が、良い結果になるということである。

勿論、歴史に「タラレバ」はない。新しい政府の方が良い結果になる補償などない。
しかし菅内閣の下で、今後も継続することの方が、良い結果になるという保証もない?
だからこそ国民の代表である国会議員が、しのぎを削って正しい道筋を議論するのでは?
「急がば回れ」という諺は、目指している経路が最短時間で到達できるという思い込みや
錯覚がないか?凡庸な人に有りがちな視野狭窄症を戒めているのである。
民主党は現状、自民党の政策丸呑み等で政権延命を図っている。実に情けない状況だ。
自民党も民主党の政策請負では腐ってしまうだろう。不信任案には、そういう背景もある。
不信任案問題を批判する人は何様になったつもり?視野狭窄症では? 如何なものか
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