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仙谷議員の問題 [社会]

10日付で出した「民間人による政権批判発言のある集会を禁止する防衛省事務次官通達」
に関して、11/18にそれが一般公務員にも適用される内容を含んでいるという指摘が、
世耕弘成氏(自民)からなされた。その質問を受けて仙谷官房長官は、例の「暴力装置」
という用語を使って、戦前の日本軍と同列に見て、文民統制のために行った‘通達’であり
一般公務員とは別だと説明していた。

この発言は、2つの問題を孕んでいる。
問題1> まず、仙谷氏は、世耕議員の問題意識に対して全く答えていない。
通達を出した側が、その適用範囲をどう考えたかではなく、法律の施行は一人歩きすると
いう危険性を考えた時、一般公務員にも波及し、引いては日本国民全体に言論統制の圧力が
かかる問題をどう考えるか?促しているのだ。即ちそんな危険な通達は出すべきではない、
という主張なのである。
戦前の「治安維持法」(国民の自由を奪った歴史上悪名高い法律)は、善意に解釈すれば
国民にとり良い面を沢山持っている。しかし権力者の邪悪な意思を通そうとする時には、
国民の自由を束縛してしまうのだ。左翼はその被害者だった。今度は加害者になりたい?

問題2> 仙谷氏は、戦前の日本軍の過ちについて間違った解釈をしている。
戦前の日本軍が文民による制御が効かなかったのは、天皇の統帥権のもとに軍隊があった
からである。軍隊は元々、文民すなわち政府・裁判所・国会とは独立していたからである。
そういう構造的欠陥のために、文民統制が効かなかっただけではない。その様な構造だから
軍隊が組織ぐるみで孤立化し、情報が偏ってしまった事が、彼らの行動を誤らせた。

頭脳明晰な仙谷氏が、何故、こんなに簡単な歴史解釈に大きな間違いを起こすのか?
民主党と民主党政府を、青少年の“大人の火遊び”に見立てると分かりやすい。
大人になっていないために、セックスなどに夢中になって、何も見えなくなるように
民主党と民主党政府は、権力に酔いしれて、何も見えず、何も考えられないのでは?
世耕議員の質問最中に、野次で森裕子(民主党)は筆頭幹事なのに、と注意されていた。
「言論の自由」を守る側の発言に対して、質問者に注意されるほど野次をとばすとは!
参議院は「良識の府」というが、“や”の字、いや丸暴? 未成熟議員が此処にもいた。
民主は国・国民を守るのではなく党利党略しかない事がいよいよ明確に。如何なものか
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