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政治の課題とは? [社会]

今日の昼食時のTVで、柳田法制大臣の辞任と深夜渋谷で彷徨する十代女性の話が続いた。
彷徨十代女性は「生きる意味がわからない」等という悩みを持ち、リストカットを繰返している?
リストカットの映像も出ていた。彼女らの悩みとは、得体の知れぬ「不安感」ではないか?
何でも菅でも、政治の問題にするつもりはないが、現代の政治の方向性が、こういう子ども達を
大量に生み出している事も否定できないと思う。「方向性」という言葉で何を言いたいのか?
現代日本の様に、未だ歴史上経験したことのない豊かな社会では、問題の本質は「金ではない」
という事である。こういう豊かな社会にとって、政治の課題とは何か?

外交問題や柳田問題が政治の問題になるのは、煎じ詰めれば得体の知れない「不安感」だ。
要約すれば、政治の課題とは、「不安感を起こさせない。国民が安心して仕事、勉強、遊び、
家事・育児に取組みながら、自分の本当の不安や課題に立向う様にすること」。こう書くと恐らく、
各種政党や、或いは、業界や一般人からも「だから金を配る。金が要る」と言うだろう。
しかし彷徨する十代女性に金を配っても、彼女らの悩みの本質的解決にはつながらない?
丁度本棚に、諸富祥彦著「生きていくことの意味」という本が目に付いたので
それを紐解きながら「得体の知れない不安感」の根源を、少し考えてみたい。

著者は本の冒頭、不況とリストラ等の現代世相を並べ立て現代の不安感を煽っている。
著者は、臨床心理士だから、不安を煽り患者が増加した方が儲かるからそう書くのか?
私の推論では、そうではなくて、著者は一生懸命勉強して嘘の不安感から「自分の本当の不安」を
探し当て、立向って「不安感」を除く方法を見つけたのだと思う。だから、嘘の不安感から
自分が直面しなければならない「自分の本当の不安」を探す手助けにと、読者諸氏に
自身の経験の一端を書きあらわしたのが、著書になっているのでは?

政治家は、国民全体の不安感(外交問題や政治家の質等)を起こさせない事がまず基本。
次は地域や業界、そして個人が本当の不安に向き合い、克服する手助けをすることである。
嘘の不安感から本当の不安を見つけ向き合う仕組みづくりが第一。手助けは自助・共助、公助の
順番を守るべきだ。政治家が最も戒めるべき事は、地域や業界、個人の不安を勝手に判断し、
党利党略で嘘の不安感を煽り金をつぎ込むことだ。得体の知れぬ不安感が増々あふれ蔓延する
社会では、本質を弁えぬ政治家が、名誉欲という私利私欲に走り政治をもてあそぶ事は、
厳に戒めなければならない。戦前のような群集心理によって社会は崩壊する?如何なものか。
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