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日本の未来'10.11月・② [希望]

日本の未来に希望を持つためには、「共助」も大切である。民間による相互扶助である。
一番身近に感じる「共助」は、生命保険や傷害保険、火災保険などの「保険」だろう。
NPOなどによる活動なども、「共助」の活動に類する。「共助」の歴史は古い。
私の古いブログで2007.5.22~3回にわたって書いた「義倉の歴史」でも触れたが、
日本最初の「義倉」の純民営化は、今の所、倉敷義倉(1769)らしい。
倉敷義倉の特徴はお金持ちの寄付が、大きな要素だった。その伝統は、明治以降も受継がれ
大原孫三郎ら、倉敷の民間有力者のリーダシップによって、戦前から素晴らしい地方文化が
花開いた。政・官・業の癒着が云々されるが、孫三郎時代は、素晴らしい緊張関係の中で
政・官・業 皆の力が相乗効果を発揮して素晴らしい街づくりをしたのである。

「共助」にとって、お金持ちの寄付は大切な資源である。うまく活用する仕組みが望まれる。
さて、現代は経済規模が、昔に比べ格段に膨張しており、お金持ちの寄付だけで「共助」は
中々 回っていかないのでは?やはり、もっと別な観点から「共助」を考えるべきでは?
私企業や私学などと「共助」とを、どう連携していくべきか?知恵を出すべきだと思う。
私は、私企業の減税に賛成であるが、私企業は、正に「共助」の中核として大切な存在?
企業が元気になれば、雇用も増えるし、余力は「共助」として、運用しやすくなる。
また、一般市民(消費者)が、的確な評価をする事によって、悪徳企業より正義の企業が
繁栄し、世の中は栄えていくだろう。

減税しなくても一般市民に支持される企業は、高業績となり、「共助」がやり易くなる。
一般市民の選択は、個人や家族にとって最適な商品を選ぶだけでなく、同じレベルの商品
ならば、「共助」に貢献している企業の商品を選ぶという選択の幅が広がるわけである。
お金を使うことなく、社会に関心を持ち、思い遣りの心を持つだけで、「共助」に参加
出来る?素晴らしいではないか?
東京の書店では「正義」の本(著者は外国人)が沢山 積まれていた。
米国では景気後退期にも75%の人が社会的コーズ(大義)のために寄付しており、
マーケティングでは社会的コーズが重視されるという。それでも消費者自身の変化を
促すために新しいマーケティングへ変革していくという。消費者が社会的課題に関心を持ち
自らの課題や社会的課題を克服するために変革するというのである。マーケティングから
個人の自覚を促し、社会的課題に目覚め、「自助」「共助」で変革する。如何なものか。
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