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国会中継こぼれ話'10.11.19 [社会]

散歩から帰宅してすぐ国会中継を見たら、小野次郎(みんなの党)議員が質問に立って、
尖閣漁船衝突への対応に関連して、官邸の地下にある危機管理センターを問題にしていた。
詳細は省略するが、小野議員が主張しているポイントは、尖閣漁船衝突事件への対応が
俊敏性を欠いており、政府の危機管理能力が無い、ということである。首相官邸には
大変立派な危機管理センターがあり、映像なども即座に送れる最新情報システムを備えて
いるという。然るに菅首相は尖閣漁船衝突映像に関して、事件後、長い間、私は見ていない
の一点張りだった。このマンガチックな話は「宝の持ち腐れ」という言葉がピタリである。
仙谷官房長官は、小野議員の質問にヌラリクラリの牛歩戦法で、最後は記者会見に逃げた。

この問題で、私が思い出すのは、日本人の情報システム活用の問題点である。
情報システム活用は、そのシステムにかかわる全体の利益を追求するものである。処が
日本人は全体を考えないで、派閥、部門、個人の利益を優先するから活用できないのだ。
首相官邸の危機管理情報システムは、日本全体の利益を追求するためのものである。
しかし、菅首相や仙谷官房長官は、党利党略、あるいは支援してくれる企業・団体の事
しか考えない。だから危機管理情報システムを使えないし、使う必要がない。日本国に
大きな危機が発生したらどうなるのか?全く予想できない。結局また戦前の二の前か?

昨日、民間人による政権批判発言を封殺する次官通達関連質問で自民党・丸川珠代議員が
通達の元ネタについて、北沢防衛大臣とやり取りする中で、気になる点があった。
それは民主党・松崎哲久衆院議員が今年7月、航空自衛隊入間基地で行われた納涼祭で
空自側の規則通りの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っている」と“恫喝”
したという話だった。それで、その内容をインターネットで調べてみた。(下記参照)
 新聞記事・「俺を誰だと思っている」
内容の真偽の程は定かではないが、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達に
つながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ているという。こういう噂が飛び出すと
いうのは、自衛隊員が民主党に良い印象を持っていない事は明らかだと思う。

尖閣漁船衝突映像流出問題もそうだが、入間基地内での航空祭における民間人演説の対応
あるいは、松崎哲久衆院議員の自衛隊員への対応にしても、あまりにも大人げがない。
民主党は、精神的に未成熟としか言い様がないのではなかろうか? 如何なものか。

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