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誰でも出来る国政? [社会]

最近の政治ニュースやその解説を、TVや雑誌で見たり、読んだりしていて感じることがある。
政治家と官僚とは何処が違うのか?あるいは、それらの人々と私企業などその他の組織の
経営者、管理者と、何処が違うのか?あるいは同じか?という疑問である。

確かに、取扱っている仕事の内容は違っている。しかし、人材は入換え可能ということ?
例えば片山総務相。既にブログ「2010-10-26あきれる民主党の本質・2」で取上げた問題。
継続審議中の地域主権改革関連3法案について就任前に批判していながら、大臣になったら
一転、推進者になった。それと同じ事が10月26日提出の郵政見直し法案でも明らかになった。
片山総務相が同法案に批判的であった事が昨日の国会(参議院予算委員会)中継で明らか
にされた。自民党・武部議員は、北日本新聞等で郵政見直し法案を批判していた事を指摘。
真摯な回答を迫ったが無駄だった。片山総務相は「良い面・悪い面がある。郵政見直し法案
は急ぐことを優先させる。」という答えだった。武部議員はあきれ返っていた。

地域主権改革関連3法案にしても郵政見直し法案にしても、その他公的な問題に関しては、
評論家でも或いは一般市民といえども、それなりの責任をもって発言すべきではないのか?
少なくとも、自分が間違っていたのなら、素直に謝るべきだろう。然るに片山という人は
在野時の意見と大臣就任後の意見が変っても、以前の意見を間違いだとは認めない。
要するに物事には色々な側面があるから、その一面を言った迄で間違ってないと言う訳?
それは立場によって意見がころころ変わる人、即ち自分中心の無責任人間という事では?

民主党が声高に言い始め、みんなの党や自民党の一部も言い始めている「政治主導」とは
何なのだろうか?官僚から政治家になった人も多い。そういう人中心ではダメという事?
片山善博も元は自治官僚。武部議員は「政治主導とは国会主導だと思っている」と言った。
私は比較的真面目な考え方だと思うが、政府閣僚が、こんな無責任な回答を続ける国会が
果たして、国会主導たり得るだろうか?現在、北方四島、尖閣諸島など、国土領有問題に
大きな不安が広がっている。しかし政府の動きは非常に鈍い。それはこんな閣僚を選ぶ
民主党の底の浅さ、思慮の無さを暴露しているのではないのか?内閣を支える民主党議員
の大半は、陣笠議員で本当の意味で国政に参加していない?そして国会の論戦では全く
党利党略で誠意がない。民主党とその内閣の政治なら、その辺の企業人でも、評論家でも
信念のない官僚でも、誰でも出来るのではなかろうか?如何なものか。
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