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家族の生き方 [社会]

結婚披露宴の祝辞で、よく「・・・・・」家庭を築いてください、等という。「・・・・・」には
「素敵な」、「暖かい」などの形容詞が使われる。だが「****」家族をつくってください
とは言わない。それは“家庭”という入れ物の雰囲気を形容する事によって、素晴らしい
“家族”の生き方を暗示する手法を採用するからだ。何故ならば、生き方は、それぞれの
歴史があり、多様で、家族の生き方の上手な形容を具体的に表現し得ないからである。
「家族のつくりかた」は従って、家族の生き方を具体的な教材にするしかない。

何はともあれ今週のTV小説「てっぱん」では、あかり(瀧本美織)の尾道の家族や親友・加奈
(朝倉あき)の家族の生き方が明かされていく。11/3の放送分で、長兄:欽也(遠藤要)が
村上鉄工所のために、勤務先をやめると言った時に、父・錠(遠藤憲一)が次の様に諭した。
「家族の為に自分を曲げて、わしらが喜ぶと思うか?」と。この気持は加奈の父・篠宮久太
(柳沢慎吾)だって同じ思いだろう。加奈は、両親を思いやって、見合い結婚を決意した。
しかし久太は、親は子どもの幸せを思ってのことで、自分の会社のためではないと泣いた。

その事で、あかりの母・真知子(安田成美)は次のように自分の思いを錠や久太らに語った。
「苦労のないんが幸せじゃろうか?自分とこの子を見とって思うんよ。子ども達は自分から
しんどい道を選んでいるところがある。けど、何でじゃろうね。あの子ら、不幸せには
見えんのよ!」、と。あかりを育てた人であるという設定だから、非常に説得力がある。
子どもは、親の背中を見て育つというから、子ども達も、苦労から逃げないのである。
今日の最後に、父・錠(遠藤憲一)がキッチリまとめた。「一人だけ幸せにはなれん。
一人だけ不幸にもできん。それが家族というもんじゃろう。」と。
家族の生き方は人の生き方である。このドラマの今回の騒動では、あかりの父・錠の方が
加奈の父・久太よりもカッコ良かった。苦労に耐えてこそ、幸せが見えてくるのでは?

民主党政権は大きな政府を目指している様に見える。昔、“揺りかごから墓場まで”という
福祉社会の標語があったが、今や、“一生涯、揺りかご”が理想と思っているかの様相だ。
国家の役割は、税金をくすね或いはバラマキを当てにする人間ではなく、自立して真面目に
働く人間を積極的に育てる事ではないのか?バラマキを促進する事がどんなに大きな害毒を
垂れ流す事になるか、理解できない程、民主党は愚かなのか?国から金をせびり取ることに
憂き身をやつす人間を大挙、育てたのでは国として最早なりたたないだろう。如何なものか。
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