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「おひさま」第2週 [物語]

今週は、陽子の次兄・須藤茂樹(永山絢斗)が何かと話題に上った。予科練を密かに目指して
いる話が主軸だが、長兄・春樹(田中圭)が親友・川原功一(金子ノブアキ)と一緒に帰宅した
夕食の膳での珍騒動にも絡んでくる。茂樹は前から竹ひご細工の紙飛行機を作っていたが、
飛行機の胴体部が立体的になり、複雑度が向上してきている。相当、腕を上げてきている?
私も小学生時代?夢中になって作ったものである。ロウソクの火で竹ひごを曲げて主翼や尾翼の
先端部分の曲線を設計図通りに出すところに技術が必要で、神経を集中しなければならない。
折りしも茂樹がその難しい部分の製作中に、良一の怒声や、呵呵大笑に邪魔されて作業は中断。
映画から帰ってきた陽子(井上真央)は父の良一(寺脇康文)に映画館での一部始終を話して
父と娘の絆は強化されたが、茂樹の神聖な作業は妨害されたというわけである。

珍騒動は屁の妙なる「音色」から始まる。屁の音色では「ゲゲゲ」の茂の話が思い出される。
「音色」の後、茂樹が陽子に疑惑の発言。それで慌てた陽子が必死に否定した。これが逆効果!
陽子の様子に陽子かも知れないと、春樹のみならず川原迄が、犯人を名乗り出たから堪らない。
茂樹を呪い殺すつもりで、寝ている部屋に忍び入り、予科練募集の資料を見つけてしまった。
翌朝、茂樹は陽子に真犯人を告白して謝るが、弁当の焼鮭を没収される。後でそっと戻したが。
予科練募集の件は、陽子の脳裏から離れず、親友の育子(満島ひかり)や真知子(マイコ)に
予科練入試の難易度を確認し、超難関と知って、安堵するところで今週は終わったが。果して
予想通りに茂樹は落第するだろうか?私は、どうも受験に成功して戦死するような気がする?

今週のもう1つの話題は、陽子の二人の男関係、一人はレモン飴の様な淡い初恋の人?
陽子は、玄関先に現れた春樹の親友・川原功一に一目ぼれ?更に陽子の心を深く捉えたのは、
夜中に功一がハーモニカで奏でる憂愁の「月の沙漠」のメロディ。春樹が功一によく演奏を依頼
していたらしいが亡母とのつながりは明かさなかった。この辺に、何やら春樹の複雑な事情が
ありそうな雰囲気がする。「月の沙漠」は大正12年(1923)に生れた曲だが、昭和2年(1927)
にラジオ放送されて評判となり、昭和7年(1932)にレコード化されて、一般に、より知られる
ようになったというから、昭和8年に逝った母・紘子(原田知世)の愛唱歌だったのか?
若干、疑問に感じる。因みに陽子の一回り上の、私の母(戌年)の愛唱歌でもあった。

もう一人の男関係は、映画館の隣席で陽子の手を握った“玉ねぎ男”(千原せいじ)?
今週の最終、出征兵士として路上で陽子と目が合った“玉ねぎ男”は、目を伏せてしまう。
陽子は、そのしょぼくれた後姿に、「武運長久をお祈りいたします」と大声で呼びかけた。
彼は振り返り感謝して笑顔に戻って行進した。痴漢というには余りに牧歌的な光景だった。
今週の「乙女の祈り」の具体的対象は、茂樹の落第と、玉ねぎ男の「武運長久」?如何なものか
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