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日本の根本的問題点 [社会]

散歩も終盤頃から強風と雷を伴って降り出したが、約10分で帰宅してセーフ!
その後、本降りになり、当地ではあまり無い様な大降りで、3~4時間後やっと静かになった。
今日は、午後雨の予想だったので、何時もは午後の散歩を午前中にして、大正解だった!

散歩途中の本屋で、月刊誌「Will」6月号を購入して最初の“HEADLINE”の2つの記事を
読んだ。日下公人「繁栄のヒント」、九段靖之介「原子力安全・保安院を仕分けせよ」。
そこに私が日頃、日本の根本的問題点と考えられていることが、見事に浮彫されていた。

「繁栄のヒント」では、現代日本の時代背景がホモ・エコノミストとなるにお誂え向きの
環境であるために、震災復興を全て「カネ」で解決しようとするだろうと予想している。

九段靖之介の記事では、原発事故対応について根本的問題を何ら認識していない民主党政権の
愚かな実態が明らかにされている。政府として原発事故対策に総力を挙げて取組むべき時に
保安院のみを使い、原発をチェックする独立の機関(原子力安全委員会)等の意見を取り入れ
なかった。この状況を、例えは良くないが、‘大相撲の八百長調査委員会に問題の親方を参加
させたようなもの’と評している。危急存亡の時にこそ、平和な時には互いに反目し合う相手でも
互いの智慧を出し合う、いわゆる「文殊の智慧」効果を発揮すべき時ではないのか?

碌な智慧もないのに、指揮官風を吹かせるしか脳のない統合対策本部長・菅首相、副本部長・
海江田経産相は本来、自分にしかできない本部組織の基本的な考え方すら出せないのである。
日本は、高度成長の爛熟期には、「カネ」が全ての世の中になり、組織的にも「たこ壷化」
の傾向が強くなり、内部チェック機構が働かず、「皆で渡れば怖くない」の暴走集団と化す。

同誌の阿比留瑠比“菅首相の存在こそ「不安材料」だ”でも同様の問題が指摘されている。
「復興構想会議」なるものが、五百旗頭(いおきべ)防衛大学校長を議長に発足したが、
「政治主導」に拘る菅首相は、人選や位置づけの検討にも官僚を入れず話を進めたらしい。
「拉致被害者を救う会」副会長の島田洋一教授(福井県立大)によれば、五百旗頭氏は、
ある会合で、「拉致なんて小さな問題」と、多数の強制連行と対比して、語ったという。
「心の問題」を、カネで測れるような大局観で割り切る考え方ではないか?民主党政権は
すべて「カネ」や「合理性」だけで割り切ろうとしているからオールジャパンと言いながら
偏った組織構築しか出来ないのではなかろうか? 岡田幹事長は、「危機的状況で首相を
代えるなどありえない」と言うが、危機はますます拡大している? 如何なものか
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