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第177通常国会開催 [社会]

昨日、第177通常国会が開催された。
菅首相は、最大の焦点である11年度予算案と関連法案について3月中の成立を目指している。
その為には財源問題を解決する社会保障と税の一体改革、小沢政治資金問題などの大きな課題
を突破しなければならない。そもそも社会保障の問題が急浮上した原因は、民主党の無責任な、
「子ども手当」等を含むバラマキ政策だ。また小沢問題も何時迄マゴマゴするつもりなのか?
民新党の亀井代表は、「実行しない政策は、絵に描いたもちですから。実行することが第一」
と語ったというが、言外に「実行できない」と言っているのでは?
月刊「文芸春秋」2月号、赤坂太郎著“「小沢切り」と「大連立騒動」の行方”という記事を
読むと、亀井発言をそうとりたくなる。

そこで、この記事における「大連立騒動」問題を追ってみよう。
昨年、秋の臨時国会を前に、菅は公明党との連携を模索し始めた。しかしそれが読売新聞に
すっぱ抜かれて、うまく行かなかった。公明党が補正予算案に反対する決め手となったのは、
内閣支持率の低下であった。続いて自民党に大連立を持ちかけたのである。しかし、既に、
「対決による倒閣」方針を固めていた谷垣は、仲介者が読売新聞グループ本社会長・渡辺恒雄にもかかわらず、「その時期ではありません」と、丁重に断ったと言う。

参院選後、7/25夜にも亀井は、菅に「三分の二」を使うように進言した。社民党を引き入れて
「三分の二」で乗り切ろうという算段である。しかし菅は提案に慎重で、公明、自民との連携を
模索していた。提案から4か月余り、連携挫折で八方塞の中、亀井に、「仰るとおり」と、
提案にのったと言う。12月に入って、菅―福島会談がセットされた。しかし、社民党は、
武器輸出三原則の見直し、11年度予算での普天間移設経費の計上などに反対した。

見てきたように公明党や自民党のみならず、社民党までもが、民主党政府の足元をみて好きな
ことを言っている。今国会の菅首相の施政方針演説を、社民党の福島党首は、
「ごった煮演説、支離滅裂演説」、「中華料理と洋食と和食を同時にごった煮して入れている」、
「国民の生活が第一から、本当に思えば遠くへ来たもんだという演説になっている」と語った。

「小沢切り」問題も、すでに7ヶ月を超えて、なす術もなくのんべんだらり。
菅首相は、決断力というほどのレベルではなく、一般的判断力すら乏しい?
内閣を引継いでわずか7ヶ月強だが、見るとおり、あまりにも後手ばかり引いている。
囲碁には、形勢逆転の可能性がなくなると投了というのがある。そろそろ投げ場では?
末期的症状の民主党・菅内閣。三月には、政権の投了か? 如何なものか。
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