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続・TV小説「てっぱん」3週 [物語]

あかり(瀧本美織)は就職先の倒産で路頭に迷い、尾道の家族に心配をかけまいと母(安田成美)
と親友・篠宮加奈(朝倉あき)に連絡するも、父(遠藤憲一)には内緒になっている。かつお節会社
に就職するも、かつお節削り職人・神田(赤井英和)の下宿紹介先は初音(富司純子)の家。下宿
先では当初、祖母・初音から部屋がないと断られる。だが家族と話が通じている事を条件に初音
は、強引に初音の私室に入りたいと頼むあかりに折れた。あかりが言い出したら、後に引かない
性格を自分の娘・千春に重ねていた。(あかりは初音に酷似していると、私は思う)

あかりが初音の家に住み、小さな衝突はあるものの祖母と孫との交流は徐々にだが深まった。
しかし尾道では、あかりの現状が父・錠に知れる事になった。あかりが初音の家に住む事に
父・錠が反対する理由や、あかりを手元から離したくない理由は良く分からない。
父娘の絆に不安があるのか?単に古いタイプなのか?父娘の関係もなかなか難しい?

今日の放送であかりの両親が突然、下宿先を訪問。父・錠が「大阪に居るから面倒な事になる」
と、尾道に連れて帰る。ナレータ(中村玉緒)“随分前にも同じ事がおましたなぁ”と、娘・千春の出て
行った時の回想シーン。初音:「またしくじってしもうた。」。このセリフは何を意味するのか?
私の推測では初音はあかりの自主性に任せてもあかりは両親を説得して大阪に残ってくれると
考えたのではないか。そして孫とむいたそら豆を拾い初音は大阪での孫との交流を回想し、
あかりの後を必死で追いかけてゆく。その追跡シーンを写しながらのナレータの語りがいい。
“21年前、千春が18歳で出て行った道。初音が意地でも追いかけんかった道です。”

追いついた初音はあかりに向かって、「うちの忘れもんや 一言いわせてんか」と切り出す。
「あんたは言いましたな。尾道でしか生きられん子と違う。大阪で立派にやって行けること見てて
欲しい。あれははったりか?」、あかり「はったり違う!あれは本気で・・・」と、「そやったら何で
逃げだすんや」と初音、あかり「うちが大阪に居るとややこしい事になるけん」。初音はそこで思い
を語る。「尾道に帰ったらあんたの背負ってるもんが消えるんか?」続けて「あんたはうちのせいで
背負いたくもないもんを背負わされた。知ってしもうた事は知らん事にはできん!
あんたもうちもや。」 あかりも、尾道に帰っても背負ったものから逃げられず何も解決しない事に
気付き、大阪に残ることを決意した。最後、あかりの母・真知子は初音に「うちの娘をよろしく
お願いします。」と挨拶。磐石の母が付いているからこそ、あかりは背負い切れないほどのものに
も対峙できるのだろう。そして初音は、ついに“意地”の世界から一歩を踏み出したのである。
“勇気ある一歩”である。どんな世界が啓けるのか?ベッチャーの成長に注目!如何なものか。
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