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あきれる民主党の本質 [社会]

最近の政界の動きを見ていると、小沢一郎の「政治と金」が、またまた政局になってきた。
北海道5区の小林千代美氏が、違法献金事件や選対幹部の選挙違反で辞任した後の補欠選挙
(24日投開票)で、自民党の町村信孝氏(66)が当選したことが引金になった。しかし
野党は、どうも問題をすり替えているというか、問題の本質には向かっていない様に思う。

小沢一郎の「政治と金」の問題は、昨年の8.30衆院選挙前から大々的に報じられていた。
にも拘らず、自・公連立与党は大敗し政権交代したではないか?強制起訴が決まった事は
当時と状況は変わったが、基本的には何の具体的な証拠も明らかにされていない。
村木厚子女史の冤罪事件で検察の強引な捜査が問題になっているが、強制起訴の制度も
反検察勢力の“小沢一郎憎し”に凝り固まった一部の人々の思い込みかも知れないのだ。

私は、野党の連中が、民主党の問題点を、小沢一郎の「政治と金」の問題に帰納するという
考え方に問題があると考えている。日本は大切な本質に迫らず取りあえずの実用部分だけを
つまみ食いする傾向にある。日本の民主主義政治は、欧米のつまみ食いである事が問題だ。
だから問題点が明確にならない。小沢一郎の「政治と金」の問題も大切かもしれないが
民主党への批判の本質は、もっと別のところにあるのではなかろうか?

今日の新聞によると、鳩山前首相が「議員引退宣言」を撤回したという。
野田正彰・関西学院大教授(精神病理学)は、“恵まれた環境に育ち、優柔不断の性格で政治
をやってきた。”という。しかし優柔不断のそんな人間を誰が首相にしたのか?民主党であり
政権交代に投票した国民なのである。鳩山が首相であった10ヶ月余り、どんな惨めな政治を
してきた事か?そして、菅内閣になっても、その迷走ぶりは一向に変わらない。

子ども手当を、2011年度は現金で1人当たり2~3千円上乗せするという。年間4~6千億円
予算が膨れる。いま、問題になっている医療保険料は、厚労省の最新試算では、これからの
15年間で、保険料負担が5兆4千億円増えるといって騒がれている。これを年間に換算すると
3.6千億円。子ども手当の2千円上乗せにも満たない金額である。金持ちにも全員に配る
「子ども手当」という政策が、如何に愚かな政策かと言う事は、誰にでもわかることだ。
民主党の政治は一部の政治家だけでやっている官僚束縛政治。野党が極めるべきは、国民に
本質を示すことでは?一部の人間だけの自己満足政治ではどうにもならぬ?如何なものか。

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