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7.11選挙結果分析 [社会]

今日は、晴れの国といわれる当地では珍しい激しい雨が降った。2階から見下ろした道路は
今まで見たこともないほどの水かさで、水溜りではなく浸水状態だった。生憎の天気の中
妻は孫の面倒を見るために上京した。JR山陽も運転が乱れている様だし、無事につくのかと
心配したが、10分程度の遅れだったらしい。私も寸刻の雨上がりに散歩をして何はともあれ
1万歩/日は達成した。散歩直前、雨上がり、帰宅直後、降り出す。傘使用、0%である。

さて7.11参院選の全国集計が出揃ったので、選挙区における全国の党派別得票数と当選者数
のデータから、比例区との比較も含めて、何が見えてくるかを調べてみた。
選挙区における各党の1人当たりの平均得票数(各党全国得票数/当選者数)は
自民党=約50万票、公明党=約75万票、民主党=約80万票、みんなの党=約200万票
比例区での1人当たりの平均得票数は各党で少しバラツクが、大体120万票であるから、
自民党、公明党、民主党は、選挙区選挙巧者といえるだろう。今回、民主党が効率悪かった
のは、2人選挙区で、全勝すべく立候補者を2人立てたが、必ずしも成功しなかったからだ。
しかし、もし民主党が民意に適っていれば、充分大勝していたことが、選挙区1人当たりの
全国得票数:民主党=約80万票から読み取れる。民主党にまだ根強い人気がありそうだ。

民主党への支持が未だに堅固である理由は何か?確たる理由なく、それは民主党への幻想?
今朝の朝日新聞の世論調査では、消費税増税問題に関して、微妙な数値が出ていた。
消費税増税:反対・54%、しかし議論はすべし・63%と、微妙にねじれている。
朝日新聞の世論調査の政党支持率は、民主党が27%、自民党21%、みんなの党9%
しかし7.11参院選挙の得票率は、選挙区、民主党39%、自民党33%、みんなの党10.2%
比例区では、民主党31.6%、自民党24.1%、みんなの党13.6%であり、世論調査と異なる。

要は、無差別抽出法に基づく世論調査や全国の得票率では、選挙を予測し切れないのである。
様々な事情を抱えて、悩んでいる地域ごとのきめ細かな対応が如何に、大切かが分かる。
今回の選挙において野党が勝ったのは、民主党が自分好みでない人々の悩みを無視、或いは
後回しにしたためだ。やれ事業仕分け、核密約問題、普天間問題、子ども手当、夫婦別姓等々
まるで大部分の国民不在の政治をやってきた報いだ。日本人は即物主義なのである。自分好み
の市民以外の民意を汲み取れない民主党の体質では、早晩、政党として瓦解するだろう。
みんなの党は受け皿足りえるか?自民党はよみがえるか?日本は大丈夫か?如何なものか。
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