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7.11参議院選挙結果 [社会]

昨日は、余り足元がお宜しくない中、選挙投票率は微減程度、まあまあ皆さん頑張りました。
その甲斐あって、当初の目論み通りねじれ国会に持込むことができて本当に良かったですぅ~
ただ残念だったのは、東京、愛知など労組組織を固めた地域では民主党が頑張った。やはり
未だに、労組は日米安保反対的な雰囲気を継承しているのだろうか?

さて最初に、比例代表における各党の得票率と、選挙区で当選した各党の人数を改選数121で
割った率を比べてみた。民主党は、比例での得票率よりも2割程度多く当選している。
自民党は、何と比例での得票率の2.2倍の当選者数を選挙区で獲得している。
公明党とみんなの党は、比例での得票率の3割程度しか、選挙区で当選していない。
比例区では、得票率約2%で1人当選になるが、選挙区では地域に票がまとまらないから
当選につながらない。従って、4党以外の党は、選挙区での当選者がゼロである。

今回、みんなの党の躍進は目覚しかった。比例区の得票率で13.6%と、わずかながら公明党を
超して第3党の位置を占め選挙区でも公明党と並ぶ3人の当選者を出した。みんなの党の人気も
素晴らしいが、自民党が比例での得票率の2.2倍の当選者数を選挙区で獲得した理由は何か?
得票率の2.2倍の当選者数ということは、過疎地での少ない得票で当選者を効率よく獲得した
ことを意味するのではないか。恐らく過疎地の人々の民主党への絶望感、自民の方がまだまし
だという判断ではないか。選挙上手な小沢幹事長に乗せられて、民主党に政権交代をさせた
けれど、余りの無能さにとてもついていけないと思った?

これからの政局はどうなるのか?みんなの党・渡辺喜美代表のいう政界再編へと動くのか?
参院選前に自民党を離党して新党を立ち上げた連中は、全くの惨敗に終わった。民主・自民共
に、簡単には動けないだろう。私利私欲のためにコロコロ組織を変わる人間は信用できない。
舛添氏などが立ち上げた日本創新党などは比例区で女性党とブービーを競う体たらくである。
今回の新党ブームの連中は、みんなの党に吸収合併される可能性はあるが、みんなの党も、
功を焦ってそんな連中を入れると墓穴を掘る可能性もある。党利党略・私利私欲のために
先々の事を考えるのではなく、国会における着実な議論を通して、国民に議員の活動実態を
可視化させる事が大切だ。渡辺喜美代表は、参議院議長を野党側にすべきだと主張している。
私も賛成だ。政権政党の恣意的な国会運営を許すべきではない。
解散や政界再編が先ではなく、国民への国会議員活動の可視化が先である。如何なものか。
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