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賭博という犯罪② [物語]

昨日は法律で決められた「賭博罪」というものを生真面目に受け止めて、社会のあり方を考え
てみた。今朝の“スパモニ”を見て、当初の読みの方が当たっていたのではないかと思った。
“当初の読み”とは、今回の相撲界における野球賭博騒動も又、法治国家としての問題では
なく、日本的情緒的不安定社会現象だという事である。“スパモニ”によると、「賭博罪」の
この10年の年間検挙件数は年間200件~400件、平均は恐らく、300件以下と読み取れた。
全国で1日1件以下の検挙率では、「賭博罪」の根絶など出来ようはずもないだろう。
コメンテータも言っていたが、今回の騒動は世間に動かされて警察も及び腰で捜査しているとの事。
生真面目な相撲界浄化、賭博や丸暴の撲滅ではなく、何か胡散臭い雰囲気が漂っている?

今回の相撲界の野球賭博騒動(以下、角界野球賭博騒動)は、6月の「週刊新潮」が火元である。
そこで考えられるのが相撲界の守旧派による改革派(貴乃花親方派)追落しという内部抗争説。
新聞等の報道によると、今回、角界野球賭博騒動での標的となった大嶽親方、大関・琴光喜は
今年2月の理事選挙で造反して、貴乃花親方に投票した造反組みである。相撲界の常識では
“相撲界の伝統的秩序を破ったものをそのままにしていては示しが付かない!”という事で、
内部告発に踏み切ったという見方も出来る。報道によると、貴乃花親方は、琴光喜の処分に
不服?だとして、理事の辞表を提出し、慰留されたという。貴乃花親方は、内部の人間として
内部告発の可能性を察知し、そこから、この騒動の裏が読めたのではなかろうか?

それにしても、角界浄化の急先鋒たる改革派の大物達が、野球賭博に手を染めていたとは?
どういう事なのだろうか?これはどんな時代、場所でも、改革派には、そういう性向があり
決して珍しい事ではない。改革という厳しい環境の中で、ストレスのはけ口が必要なのだ。
角界浄化の推進者であるはずの貴乃花親方は、手足をもがれて動きが取れなくなったのでは?
今回の角界野球賭博騒動が、角界浄化の機会と捉えて、随分期待している人々が多いと思うが、
私見では、今回の騒動の結果は人々の期待を裏切る方向へ動く可能性も大いにあると思う。

何故なら、今回の騒動をもう少し大きく捉えれば、参院選での“政治隠し”と、急進派による
“相撲界撲滅”、“右翼撲滅”というような「政治がらみ」の陰謀の匂いも漂うからである。
右翼も左翼も、多少の不健全さも含めて、均衡していることが、健全な状況ではなかろうか?
どちらかに大きく傾くのは好ましくない。国民は、つまらぬニュースに一喜一憂せず、冷静に
多角的、多元的な認識機能を駆使して、世の成り行きを見守るべきでは!如何なものか。
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