SSブログ

菅新内閣期待? [歴史]

従来の自民党内閣でも、新内閣発足時には、結構、新内閣支持率は上昇している。
安倍内閣の最終支持率が25.5%に対して、福田新内閣の支持率は、60%近かった。
自民党支持率は、安倍内閣末期は、10%代に対して、福田新内閣発足時は、約38%だった?
6/6の朝日新聞によると、民主党支持率が、普天間の辺野古移設発表以降うなぎのぼりだ。
辺野古で落ちた20%から、鳩山辞任で28%、菅新代表選出で、33%と上昇気流である。
安倍さんから福田さんに代わった時の自民党支持率変化と比べると、少し劣るようではあるが。
これらのことを考慮に入れて、菅新内閣の支持率は? 55%? ご祝儀相場で60%強?

我々国民は、一体、国会議員や政府に何を期待しているのか?
樽床伸二議員が、民主党代表選挙で国会議員の大幅削減を掲げていた。確かにこれも国会議員
しか出来ないことだが、治安、外交、国防など国家のリスク管理を行うことが基本である。
様々なコンクリート投資も、そういった観点がないといけない。無駄使いの管理等は、本来は
役人やNGO等に任せておくべきなのだ。制度を変革するならまだしも、高給取りの国会議員が
事業仕分けして、国民もそれを見て喜んでいるようでは、国家もお仕舞だ。

日本では、江戸時代以来、自己革新をしたことがない。江戸時代は自己革新をしてきたが、
黒船に即ち薩長に敢え無く負けた。日本人は明治維新をまるで「金の牛」のごとく崇拝して
いる。これは司馬遼太郎などが大きく影響している。しかしこれは“木を見て、森を見ない”
たぐいの話である。根本は、西欧の武器商人が薩長土らの若者たちを情報操作し、武器を与え
江戸幕府を崩壊させたのである。もちろんその裏には米・英の政治的魂胆があったのである。
その延長線上に日中戦争があり第二次世界大戦がある。明治以来のこの負債を背負って象徴的
なのが、沖縄である。諸外国がこういう観点から日本を見るとき、日本が、如何に自己認識に
疎く、また個別のリスク管理は兎も角、国家全体としてのリスク管理がいかにできていないか
を見通している。少し厳しい言い方になったが、「維新」崇拝はみっともないと思う。

明治維新や戦前の人々は、結局、大悲劇を起こしてしまったが、まだリスク管理をしていた。
戦後だって、それなりのことをやってきた人々はいた。しかし鳩山は結局リスクから逃げた。
菅新内閣に期待する事は、国家としてのリスク管理をやるという立場で、リスクから逃げず
リスクと向き合って欲しい。国家を滅ぼすようなリスクはとってはならないが、それなりに
リスクに挑戦?「核密約」の曝露など国内人気取り?小さい!小さい! 如何なものか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。