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支持率V字回復の裏 [社会]

06.25付けの「週間朝日」の“ホリエモンの近未来予測”に、「驚くほど多くの人たちが
国にぶらさがって生きています。(そういう人たちが)国の構造を悪くしているのです。」と
書いていた。そういうぶら下がり人たちが選挙の票固めをしているので国会議員体質も首相
体質も変わらない。体質を変えるためには、首相の大統領制が必要だという主張であった。

この様なホリエモン的視点で見た場合に、民主党(菅)内閣支持率のV字回復はどう見える?
票固めをしている人とは、一般庶民ではなく、それなりの既得権者で、既得権を守るために
国にぶら下がっているとすれば、民主党は、利権目当ての支持者をどの程度抱えているのか。

民主党or内閣の支持の確定票組は、利権期待組も考慮すると次の様に分類できると思う。
1.中核人:“確定票の中核を担う” 議員からの見返りを直接的に期待できる
2.惑星人:“確定票の外郭を担う” 中核人を介して、間接的見返りを期待できる
3.衛星人: 中核人・惑星人との有無に関係なく、社会的・政治的に支援している

中核人は確信犯だから、良くも悪くもどうしようもない。しかしその数はそう多くはない?
ホリエモンのいうごとくぶら下がり人が多いという事は、惑星人が想像以上に多いのか?
自民党時代には現実に相当な範囲まで広がっていたのかもしれないが、ホリエモン指摘の
芋づる式利権クラスターは、政権交代によって崩壊または大打撃を受けたのではなかったのか?
だから、菅内閣支持率のV字回復は、小沢下ろしを好感した「3.衛星人」によるものと
解釈できないこともない。その場合、労働者などが中心となっているのだろう。

しかし小沢隠し等と騒がれている事態をそんなに素直に信じられるのか?どうもオカシイ。
民主党の問題は何も解決していないにも関わらず、菅内閣支持率がV字回復した理由を
見返りの期待できない内閣は支持しないが、見返りを期待できそうな内閣なら元に戻るという
自民党時代の利権政治が今も健在であると考えれば、実にスムーズに理解できるのである。
政権交代は、決して新しい政治ではなく、看板を塗り替えた古い政治でしかないのである。
小鳩退任は参院選勝利のためのシナリオで世論を騙し、確定票組をうまくまとめたわけだ。
従って、今回の菅内閣支持率のV字回復は、玉石混交、呉越同舟の複雑な思いの結果という
ことになる。今度の参院選挙は、衛星人たちが真面目に民主党の問題を考えるかどうかを
占う試金石と考えられるのではなかろうか。如何なものか。
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