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正義の味方は怖い? [閑話]

今日もスロージョギング 約50分。走り方が良くなったのか、最近は膝にはそれ程違和感は無い。
心臓は最初少し違和感が出そうな気分になるが、その場合は速度を緩めて大事に至らない様に
注意している。私は心臓が余り丈夫ではないから、SJを継続していると心臓が悪くなるかも
知れないが、心臓で死ぬのが、PPK(ピンピンコロリ)であの世に旅立つ近道かと思ったりする。

今日は家の火災保険(5年契約)更新のために保険の担当の方が来宅した。その時に説明書に
書いてある本当に基本的なことを質問したが嫌な顔もせず親切に答えてくれた。それで安心して
これからも説明書を詳細に読むことなく過ごす事だろう。恐らく私の現在の火災保険知識では
実際に火災が発生したら、泣きを見る事になるだろう。それでも面倒だから自分勝手な解釈を
改める努力をする気は毛頭ない。全くズボラな人間に出来ている。

私のようなノー天気な人間ばかりではないと思うが、毎日のテレビ・新聞等の報道で取り沙汰されて
いる人々を見ていると、私とそんなに変わらない人達が多いと思う。自分が思ったり考えたりして
いることが、当り前、常識だと勝手に解釈している事に気付いていないのである。
私の火災保険知識の様に、自分勝手な思い込みのシワ寄せが自分に降りかかるのは仕方ない。
また「だますよりもだまされた方がマシ」と昔から言い伝えられているように、詐欺師に
引っかかるのも、被害は自分にあり、自己の思い込みで人に迷惑をかけることはない。

勿論、自己中心的な思い込みによって、人を批判・中傷する等ということは、他人に迷惑をかける
事になる。しかし一番大きな他人迷惑は何か?と考えた場合、私は、“正義”を旗印にしながら
“自己中心的な思い込み”で、社会を動かそうとする行動だと思う。
河合隼雄先生は、「日本人とグローバリゼーション」(講談社+α新書)という本で、“絶対に正しい事を
誠心誠意するというのは、これほど恐ろしいことはない。私は正義の味方というのが来たら、
逃げる事にしている。正義の味方は絶対に反省しない。絶対に正しいわけですから。これが
一番怖い。”と、タリバーンの人たちによるアフガニスタンのバーミアンの仏像爆破などを例に語っている。

鳩山首相と小沢幹事長が疑惑に対して、或いは普天間問題その他の政策に対して、従来の政府
や政権政党の立場では考えられない理不尽な対応を強行する背景に何があるのか?今は明か
すことなく成し遂げようとしている「正義」とは?官僚支配からの脱却も党利党略に過ぎない事が
明らかになった今、バラマキで民衆の人気取りをして、彼らは何を目指しているのか?
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