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参院選の秘策? [社会]

このところ良い天候だった。今日は午後少し雨が降った。すぐに日差しは戻ったが。
今日もスロージョギングで近所の書店に行って久しぶりに週刊誌を買った。新聞広告で立花隆の
「小沢は国家主席になったのか」という記事を読みたいためである。決して、フーミンこと細川
ふみえ(私は彼女と握手した事がある)のヌード写真を見たいためでは無いことをお断りしておく。
しかし既に書店の女将に、チョッと疑わしい目で見られたような気がする。
さて立花隆、ついでに中曽根康弘とのインタビュー記事、および“なぜ、誰ひとり「反小沢」で立ち
上がらないのか”、などの読後感想を書き留めておきたいと思う。

立花隆の記事はさすがにツボを押さえて無駄がない。私のブログで取り上げた民主党批判の
多くは、上手にまとめられていた。特に政権と官僚との関係について、良く書けていた。
“官僚組織そのものは国家に必然のもの”、“官僚を使えないから高級官僚を遊ばしている”
“95兆円の水ぶくれ予算は、官僚を遊ばせ、役立たずの事業仕分けをした結果”、等々。
立花隆は、官僚組織を使いまわせず、機能不全に落ち入っている政権のことを、 “自転車にしか
乗ったことがない素人がF1レーシングカーをいきなり運転したらエンストを起こした状態”と例えている。
ここまでこきおろされたら、鳩山政権も形無しである。

事業仕分けで削減したのは僅か7千億円。立花隆によると従来の予算編成はそんな甘いもので
はないという。私のような素人には分からないが、予算折衝の過程を一般庶民に可視化するなど
というのは到底できる事ではないだろう。一般民間企業の予算作成過程ですら、全体を可視化
することは難しい。事業仕分けは所詮見せかけ。日本国民は政治的に幼いから、こんな手口にも
コロッと騙されるのだ。第二次世界大戦という史上世界最大の大悲劇を経験していながら、何故
政治家をそんなに簡単に信じてしまうのだろうか?そのノー天気ぶりの原因は、一人一人が、
第二次世界大戦の反省をし、それを全体として、キッチリ整理していないからである。

それぞれの記事で中心となる問題はやはり小沢幹事長の権力構造への懸念である。今年7月の
参院選で民主党が過半数を占めたら、その後の民主党の展開に大きな不安がある。首相が交代
したからといって、急に政権運営が上手に回るとも思えないのである。参院選で民主党の過半数
割れを引き起こす事が可能か?今後の政局の焦点はそこに絞られて行くだろう。その時に大切な
ことは、一般的な票獲得のための政策その他の手法以外に、民主党支持層の過半数を占める
50歳代以上の高齢者層を切り崩すための秘策が重要である。如何なものか。
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