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宇宙人の首相 [社会]

鳩山首相は民主党の代表でもある。記者団からの 「民主党として、石川議員を処分するのは、
起訴前か、起訴後か。」 との質問に、「起訴されない事を望みますが、状況を判断したい云々」 
と応えた。首相・即ち行政府の長が、個人的な心情を公然と述べるのは、正に宇宙人だからか?
この種の発言は、小沢幹事長の土地疑惑問題の件で、「信じています。どうぞ戦ってください。」
と、やはり記者団に言っている。これも同志としての発言だと国会で弁明した。どうも鳩山首相は
私的心情を公の場で表明する事が人間的で民衆に支持されると思っているのではなかろうか?
公的な事より私的な事に関心が高い日本人に対するリップサービスと考えての事なのか?
昔の日本では、‘公私の別’等うるさく言わなかった。だから鳩山首相も公的立場を超えて、
私的心情を優先して発言するのだとすれば、宇宙人というよりも、江戸時代人なのか?

ご存知 “忠臣蔵”の事件の発端は、高家指南役・吉良上野介の賄賂から発生したが、当時の
日本では、どこかの国と同様、賄賂は半ば公知の事実であった。従ってあだ討ちの大義名分も
あくまで幕府の裁きの片手落ちであり、収賄ではなかった。要は、当時は‘公私混同’が普通の
体質だった訳である。その体質は、発言から推して鳩山首相に引き継がれているのは明白だ。
それに一般の民衆が何処まで気付いているのか。面白がっている?良く分からない。

私的心情を吐露するのは、時と場所を心得ておれば悪い事では無い。しかし心ある民衆は、その
心得の無さ、優先順位を心配しているのである。昨日の2次補正予算に関する茂木議員への
菅副総理の答弁でも、‘優先順位’の観点からは、ゴリ押し答弁の部類になるだろう。このような
ゴリ押し答弁、かつ法律に触れなければ‘公私混同’も当り前の曖昧な判断基準の政府で大丈夫
なのか?権力者は‘優先順位’を恣意的に変更できる立場だからこそ、心配になるのである。

曖昧な国・日本でもネット検閲をする処までは来ていない様だが、社会主義国・中国ではネット検閲を
実施している。グーグルは中国でのサービスを開始する2006年、「検閲を受け入れることのマイナスを
補ってあまりある」との判断で、中国当局からの検閲を受け入れた経緯がある。社会主義国を
目指す民主党と、中国は体質が似ているから、日本のネット検閲も将来はありうるかもしれない。
今日の新聞では昨年末中国の発信源で、グーグルの事業インフラや金融、メディア20社以上の事業体
に高度な攻撃が仕掛けられていた事が判明。中国の人権活動家への不正アクセスもあったという。
今後のネット社会において、宇宙人宰相を頂く、曖昧で閉鎖的な日本的体質の民主党主導で、
明るい未来が開かれると、民衆は本気で信じているのだろうか?如何なものか。
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