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続・議員他2名逮捕 [社会]

3人の逮捕者を出した小沢幹事長の土地購入疑惑問題が、今朝の新聞紙上で大きくとり上げ
られた。また今朝のテレビ(サンデープロジェクト等)でも話題にのぼり、多くの識者・コメンテータが発言して
いた。それらの内容のポイントを整理すると次のようになる。
1.石川議員が虚偽記載を認めた事。この問題が小沢の責任にまで追求できるのか?
2.小沢幹事長が従来と同様に強く検察を批判している。それに対して鳩山首相、管財務相等
  首脳陣をはじめ、挙党体制で、検察批判、小沢擁護を打ち出している。

石川議員が虚偽記載を認めても、小沢がシラを切る限り、トカゲの尻尾切で小沢は何の罪も問わ
れない可能性は、従来の自民党と全く変わらない。それは民主党が、“悪しき日本的体質”丸出し
を証明している。私の見方は、この事を明らかにした検察を高く評価するのである。民主党が綱領
を持たないことは周知だが、これこそ日本的体質の極致にもかかわらず、見逃されてきている。

このような党が政権党になっていることが、如何に日本全般が、日本的体質を、色濃く残している
かを物語るものだ。一方、大谷昭宏などのコメンテータは、今朝のサンデープロジェクトで必死に‘検察の
横暴’と非難していた。それは、民主党に“悪しき日本的体質”を変える正義の味方を期待する?
からか。しかし日本的体質は、良いとこ取りできない性格のもの。日本的体質を許容する以上
民主党が特別に優れているはずもない。“悪しき日本的体質”が現れた時には民主党でも自民党
でも特別扱いせず、是々非々で対応するしかないのではなかろうか?私にとって今回の土地購入
疑惑で、小沢の法的責任を問えるかどうかが問題ではない。私が期待することは、民主党の
“悪しき日本的体質”に目を逸らすことなく、過大な期待はできないことを意識化することである。

小沢幹事長が去年の春以来、厳しい検察批判を続行するだけでなく、民主党は今回も変わらず
挙党体制で、説明責任も十分でない小沢を支援するという。最近では自民党でも、疑惑を受けた
議員を党ぐるみ、政権ぐるみで応援するという姿を見たことは無い。近年の自民党さえ脱皮した、
まるでやくざ組織か、戦前の軍隊組織のような“悪しき日本的体質”に先祖帰りしてしまった。
小沢は去年の新政治家育成の場で、“北朝鮮の拉致問題を金で解決すべき”と発言したという。
小沢にとって金は自分の理想を遂行できる如意棒かもしれないが、それを使って実現した社会
で幸せを感じる人間を、本当に不幸だと思うのは私だけだろうか?民主党もダメ、自民党もダメで
はなく、我々は日本的体質というものを確りと意識化し、理想的な正義の味方を妄想するのでは
なく、現実的に、着実に、一歩一歩政治家の質を押し上げる意識を持つべきではないか?
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