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秋雨’091007の繰言 [希望]

朝方からの雨は今も降り続く。非常に大きな台風18号が近づいている。風速15m/s以上の
暴風圏は午前3時頃には当地に達するようだ。各地に大きな被害がでない様、祈るのみである。

久しぶりに雑誌「正論」を読み、民主党政権に対して、様々な懸念や意見があることを知った。
私もいろいろなことをブログに書き綴ったが、私の書いている立場はどういうものか?
振り返ってみた。私の立場は、
1.人間は言語や文字などによって、「暗黙知」を備え、個別的事項を統合する範囲を拡大した。
2.社会において、絶対的道徳の強制=幻想、暴力を招くのみ。完全主義は破壊を招く。
3.近代の批判的精神は、無制限に許されず、無制限な道徳的要求と調整されるべきである。
4.伝える人と伝えられる人との間には、伝える事の全てが明らかになっている訳ではない。
5.この「暗黙知」を伝えるためには、相互の信頼関係が必要である。
6.不完全な人間が自由・対等で絶対的道徳の強制がない社会は無責任・利己主義で混乱する。
7.しかし私は、「暗黙知」によって、相互の関連付けを行っていける、と考える。
8.そして統合が進み、人々が、自分の使命を自分自身で設定できる共同体を形成できる。

私もいろいろと民主党を批判したが、それは老婆心からであり、無制限なものではない。
例えば亀井静香金融・郵政改革相(72)の6日の閣議後の会見をどう解釈するか?述べたい。

5月に対談した日本経団連の御手洗冨士夫会長に対して、「家族間の殺人事件が増えている
責任は大企業にある」と言う話を、10/5の都内の講演会で紹介し、10/6の閣議後の記者会見で
「取り消す気は全然ない」と語ったという。

私は、この大企業批判はあまり大きな問題にはならないと思う。それは財界側が大人だから。
しかし、亀井氏の批判は、チョッと行き過ぎており、彼の道徳の強制が強すぎると思う。
彼が守りたい道徳が、どういう性質のものか、分らない訳ではないが、そういう問題は権力で
押し付けると必ず歪みがでてくる。権力者の座にある身は、己を抑制するべきだと思う。
かのゲーテも、“すぐれた人は、抑制によっておのれを証明する。”と言っている。
そして、このゲーテの言葉は、現在の民主党全般についても言える事である。権力をタテに
自己の道徳(或いは価値観)を押し付けず、抑制によって説得すべきでは?如何なものか。
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