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続・自分との戦い [物語]

今日は秋土用の入りである。季節の変わり目で、立春・立夏・立秋・立冬前の18日間を土用と
呼ぶ。‘土の気’が盛んな時であるという。その他の‘木の気’は春、‘火の気’ は夏、
‘金の気’は秋、 ‘水の気’は冬が盛んになるらしい。今年もまた金の気と縁なしの私か!
季節の節目を感じさせる今朝の冷え込みだったが、午後の散歩は相変わらず汗をかいた。

昨夜、NHKのクローズアップ現代「石川遼18歳・急成長の秘密は」という放送を見た。
丁度、「日本オープン」で盛り上がった直後でもあり、国谷裕子キャスターの鮮やかな切り口
を期待して見せてもらったが、少し準備不足だったのか、期待外れに近かった。
それは、コメンテータの元オリンピック選手や、先輩ゴルファの遼君に対する見方が原因か?
“勇敢に挑戦して素晴らしい成長を遂げている”、“失敗の怖さを知らない若さの強み”、と
言いながらも、成長過程で怖いもの知らずだが・・・・・、という意味深長な「・・・・・」が言外に
含まれていた。致命的な失敗の怖さを知る先輩からの老婆心なのだろうが、視聴者はこの様な
“上から目線”的な物言いを期待してはいなかったのではなかろうか?
国谷裕子キャスターがそんなことを聴き出したくて企画したはずはないように思う。

私のいう「自分との戦い」とは、‘克己’や‘精神コントロール’という意味と少し違う。
自分と向き合い、ぶつかり合って、本音の自分を追いかけながら、自分が成長したい方向、
進みたい道、そのために自分が何をしたいのか?身体のそして心の底からの叫びを聴く。
そういうことである。そういう意味で、石川遼18歳・急成長の秘密は、「自分との戦い」振り
にあるのだと私は考えたのだ。普通には、私のいう「自分との戦い」を18歳で気付いて実践
するだけでも凄いのに、その実践が半端ではない? 立派な壮年、熟年、老年の人々も驚く
のではなかろうか?「自分との戦い」は、石川遼やイチローの様に分りやすくなくとも一般人
全般にも通じることである。先日100歳のゴルファーの話題を書いたが、「自分との戦い」の
“継続は力”である。人生は死ぬまで続く。気長に挑戦したら良いと思っている。

先日テレビで子供たちからの質問にマリナーズ・イチローが真面目に答えていた番組があった。
「野球を止めたいと思った事はありますか?」との質問に、「止めたいと思った事はないが、
止めたら楽になるだろうなぁ~、と思った事はある」、と答えていた。このあたりになると
私のいう「身体のそして心の底からの叫び」というイメージが湧く? 如何なものか。
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