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小沢続投は民衆のためか? [社会]

NHK日曜討論090329_01.jpg今日のNHK「日曜討論」で西松建設の政治献金事件に関して
与野党6党の幹事長書記局長が議論しているのを聞いた。
小沢代表の公設秘書が逮捕されて3週間、3/24、地検特捜部の
起訴内容は3千5百万円分の虚偽記載。結局、小沢代表は続投を
宣言した。 こういった事実関係を踏まえての討論である。
相変わらずの民主党の強気発言には辟易、頭がおかしくなる。

変らぬ鳩山代表の検察批判があり、「検察捜査や報道のあり方も含め調査する、外部専門家も
入れたチームを設置する」との考えを述べていた。 確かに強気の構え、反転攻勢だ。
一部の専門筋によると起訴内容が “虚偽記載” だけなら小沢の「勝ち」。代表続投表明、検察
への徹底批判展開をするだろうとの意見もあった。そのような予測通りになってきた。

しかし、そんな黒い霧の立ち込めている小沢代表を頂いている民主党を、民衆は本当に求めて
いるのだろうか? 今も強く小沢を押している人々は、結局は自民党に飽き足りない既得権者
に過ぎないのではないか? 民主党が政権を執ってよろこぶのは、多くの一般民衆ではなく、
自民党などから鞍替えした既得権者ではないのか? 
自党の暗闇を覆い隠して、どんな世直しをするというのだろうか。

今回の日曜討論を聞いて、民主党以外の与野党が、結構足並みが揃っているのが面白かった。
わが意を得たと感じた。わが意とは、「政治資金規正法は政治資金の透明性を上げるという
基本理念に基づいたものであり、小沢代表が『大した問題ではない』などと言っているのは、
まったく理解できない。その程度の事で大事な時期に問題にするのは検察、引いては政府与党
の陰謀だ、等と言うのは、それこそ民主主義の基本を忘れた考え方である。」

民衆に分りやすくして、民主的に政治が行われることこそが大切なのだ。
オバマ大統領の政治資金が潤沢なことと、小沢代表の政治資金問題を一緒くたに論じる輩も
いるようだが、そういうのを “味噌も糞も一緒にする” という。
民主主義の基本は、ルール(法律)に則った法治国家として、政治は民衆のためのものという
ことで、一部の政治家や権力者、専門筋のためのものではないのである。 如何なものか。

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