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世論調査_'12.07.10で思うこと [閑話]

今朝の朝日新聞に、次期政権に関する世論調査なるものの概要が紹介されていた。
質問の形態からしていかがわしい。民主党中心、自民党中心、自民・民主中心、そして
民主党と自民党以外の政党の連立、を選択肢としたアンケート調査である。
結果は、
1.自民・民主両党中心:36%、2.民主党と自民党以外の政党の連立:25%
3.自民党中心:17%、4.民主党中心:7%、
この調査で問題なのは、全項目の割合を合計しても85%にしかならない点、そして
「自民党と民主党以外の政党の連立」という項目がないこと。明らかな意図がある。
回答を誘導する意図の質問はたいへん問題だと思う。いわゆる誘導尋問。
政党支持の調査によると、支持政党なし、回答なし等の無党派層は、63%という。

従ってこの杜撰な調査結果を踏まえると、上記調査の85%は、無党派・63%のうち
48%を含むのか?それとも、その層別も出来ない結果なのか?全くわからない。
私の憶測では、無党派層の多くが、興味半分に答えた結果が多く含まれていると思う。
従って、この結果は、殆ど、何の意味も見出せない「ないものねだり」?
但し、大新聞が、こんな世論調査結果を一面に掲載する日本の政治風土に関しては
色々と、推察する事が可能である。

昨日のブログで、「政治は手続き、段取りである」という観点を取り入れて書いた。
「手続き、段取り」を蔑ろにする事は、秩序を否定する事である。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」淡白で忘れっぽい性格の日本人には、すぐ改革だ、維新だ、
革命だと騒ぐのが、「新しい」と思い込む馬鹿が多い。日中戦争から第二次世界大戦に
突入し、多くの犠牲者と塗炭の苦しみを味わった無秩序と混乱の凄まじい社会の怖さを
もう忘れ去っている。この無秩序に至った理由は、日清・日露戦争勝利の勘違いだ。

国民が「ないものねだり」を軍部に押付けてしまったにも関らず、敗戦後の日本は、
その反省もなく、軍部をスケープゴートにした。現代の日本も、増税よりも何よりも
現実を認識して、スケープゴートに逃げ込まない事である。2009年の総選挙で国民の
下した審判は、明らかに間違っていた。その自己責任から目を逸らし、民主党、更に
小沢一郎をスケープゴートにして、「ないものねだり」を今後も続ける限り、
日本に明るい未来は無い。60%前後の無党派層の皆さんは、日本の未来を担っている。
一人でも多くの人が、真面目に日本を考える必要がある。
橋下某も小沢一郎と同じで、権力を握る為には手段を選ばない信用できない人間?
「ないものねだり」をせず、自助、共助を優先させる社会を築こう!如何なものか
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