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梅ちゃん先生_81回・私の見所 [物語]

昨日の予想通り、弥生(徳永エリ)は坂田(世良公則)にホの字。涼子(田崎アヤカ)は失恋。
私の人(劇中人物)を見る目も中々のものだと自画自賛している。何の役にも立たぬ目だが?
私の見所であるが、まず彼氏に決別の手紙を送りつけられて落ち込んでいる涼子を慰める梅子
(堀北真希)とのやり取りである。梅子は「去るものは追わず」「未来を見つめて生きる」事を
涼子に勧めるが、その時、ふと偉そうに言っている自分は「未来を見つめて生きているか?」
自問自答していた。梅子は「自分の気持に素直に生きる」事を大切にしてきた。しかしこの事は
以前にも指摘したが、未来志向型ではなく現在志向型である。計画性のある生き方とは違う。

父親の反対する理由の考察や、父親説得対策等を涼子から聞かされた梅子であるが、現実に
どう行動するかは、建造(高橋克美)の病が良くなってから正々堂々とやると言っていた。
梅子の行動には確かに場当たり的なものもあるが、“正々堂々”の精神に貫かれていたのだ。
松岡(高橋光臣)から建造の病状が落着いたら、再度説得する様に勧められたが、梅子は、
松岡の理詰めの話に納得しなかった。 その理由は、「正々堂々」の精神だったのである。
涼子の“自由奔放”なところは、彼氏から見れば欠点だったかも知れないが、魅力的とも
いえる。しかし「正々堂々」の精神にやや欠ける所があった。それを補えば「鬼に金棒」?

次の私の見所は坂田にポッときた弥生の演技である。弥生を演じる徳永エリは、坂田演じる
世良公則よりも33才も年下、父と子ほどの年の差がある。それなのに、徳永エリは、実に
自然に坂田にいかれてしまった娘役を演じているのには感心した。
坂田医院で勤めた翌日の弥生は「何か変」といわれる状況に陥っていた。弥生曰く
「坂田先生、素敵!何だか~男なの!あんな男の人はじめて!」と、男経験のある素振り。
「面子とか出世とかに明け暮れている人たちと全然違う!」とべた褒め。坂田に会いたい
弥生は、迷惑がられている坂田医院にまた行って、梅子がなぜ坂田医院に来られないのか?
坂田に問い詰められる。優しく手を握られ梅子に口止めされた事を何もかも吐いてしまう。
その後自分から聴いた事は内緒に!と頼む弥生に坂田は、そんなに困るのなら何故話した?
と逆に居直られた。「だって先生が・・・」と握られた手を見ながら恨めしそうな弥生の表情が
「かわゆい!」というか?何と言うか?徳永エリは、素晴らしい役者さんではなかろうか?

因みに、梅子の父親役の高橋克美は、世良公則よりも6才年下である。
役者は、役によって化けるから年齢がよくわからないが、世良は、若い女性に惚れられる
良い役を貰ったものである。坂田役は独身なのだろうか?往年のビッグネーム・世良に
してみれば女にもてもての人生だったろうから、坂田役の有難味も感じないかも知れぬ。
しかし人生はその時々の積み重ねでしかない。世良程の経験者なら、「梅ちゃん先生」で
演じられる喜びを素直に感じ取っているに違いないと思う。 如何なものか
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