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梅ちゃん先生の性格分析 [物語]

今週で「梅ちゃん先生」も、15週、90回を終え、6割弱を消化した。
今、振り返ってみると、下村家の子ども達は、結構、問題児だったのではないか?
長女・松子(ミムラ)は、常に優秀な才媛で、問題児ではなかったが、潜在的問題児?
結婚して、潜在していた問題点が、治癒するか?否か?これから明らかになる。
竹夫(小出恵介)は、親の言いなりで医者の道に進んだが、結局、我が道を行く事になる。
潜在的問題児から、普通の人になる事によって、正常になれたか?今後が楽しみである。

梅子(堀北真希)は、小さい頃から問題児だった。その問題児が一念発起して生れ変り、
医者に成長した、と思っているのではないか? しかし、大学病院を辞めて開業医になる
経緯を見ると、梅子は生れ変ったのではなく問題児のまま医者の衣を着たと見るべきだ。
梅子は、自身を松竹梅の梅という格下に位置づけられたと思い込んでいた。例え誰かに
吹き込まれたとしても、そういう僻みっぽい考え方にこだわる性格が、異常である。
松竹梅それぞれの良さを、思えば、そんな僻みっぽい考え方にはならないだろう。
最も年少なのに、姉や兄との変な競争心を燃やすのは、異常な自己顕示欲というべきか。

下村家は本来お金持ちで、梅子は我儘なお嬢様気質を持ちながら、姉兄に押さえ込まれ
発揮できず、僻みっぽく考え、自らを引き立たせるために、医者の道を選んだ?
患者に寄り添う、とか、患者の身近に居たいとか、いろいろ理屈を捏ねているが、結局
「掃き溜めに鶴」という構図で、自分が一人、お山の大将で居たいだけではないか?

以前2012-04-29のブログ「梅ちゃん先生・第4週に思う」などでも触れたが、
建造(高橋克美)が、女子医専新入生の梅子と同級に諭した医者の心得を味わうべき。
「人間は厄介、病気以上に厄介」とは奥が深い。弥生(徳永えり)や須藤雪子(黒川智花)達が
建造を訪問した理由は梅子の医者志望に反対した理由を糾すためだったが、建造の説明に
納得したのである。建造は、梅子の問題児的性格を当時から見抜いていたのではないか?

建造が「脚気の論文」を褒めた直後、梅子が開業を切出して、建造が怒ったがそれは、
開業そのものではなく、梅子が自己の問題児的性格に気付いていない事に落胆したから?
何よりの証拠は「名誉等より、地道に積重ねて行く事が、医学の発展と自分の医者としての
進歩につながるんだ!」というほめ言葉。そこに梅子に対する忠告が言い尽くされている。
名誉とは、学会や大学内などの評価だけではない。町医者として威張る事も同じでは? 
しかし建造は皆から説得されて梅子の開業を許した。でも梅子の行く末を心配している。
経済的な問題だけではない。松岡(高橋光臣)に結婚を匂わせたのも、梅子の性格を
案じての事ではなかろうか? 如何なものか
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