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「てっぱん」24週・何のスタート? [物語]

「てっぱん」24週は、東日本大震災という未曾有の災害によって、土曜日の放送分が一週間
延期され、昨日の土曜日に放送された。難産だった24週の御題は、「スタートライン」。さて
何のスタートなのだろう?勿論一つは、滝沢(長田成哉)の復帰レース・大阪高槻マラソン。
レース当日、初音(富司純子)が、応援に出かけるあかり(瀧本美織)に声をかけるシーン。
「田中荘の卒業生の晴れ舞台や。スタートライン立つとこ、しっかり見ておいで!」からも
明らかである。しかし掛詞の好きな日本人。何か、他に掛けているに違いない?

滝沢が福岡に行ってから4ヶ月。一度も連絡の取れないあかりは、彼への思いを募らせていた。
民男(前田航基)が、あかりに「マラソンのお兄ちゃんのこと、何時好きになったん?」と
質問するシーンで、あかりは「離れてみて、自分の気持に気付いた。」と正直に答えていた。
滝沢の復帰レースの情報を根本コーチ(松田悟志)から聞いたあかり。のぞみ(京野ことみ)の
ライフプランの事でチョクチョク来阪する欽也(遠藤要)もその事を知っていることを知り、
あかりは何故、滝沢が知らせてこないのか?と悩む。応援に誘われても「お店があるから!」
とすねた。滝沢さん、うちのこと忘れとるみたいじゃ、と思っている矢先に滝沢からの電話。
「見にきてくれるか?納得行くまで走りこんだ。そやから電話もかけんかった。ごめんな!
あんな、もし優勝したら伝えたい事があるんや。」。「それなんなん?」と聴くあかりに
「アホ!優勝したら言うとるやろ!そこに向けて走るから見といてくれ!」

もう一つの掛詞は「プロポーズ」。結婚というゴールに向かうスタートライン、と考えた。
マラソンのスタートラインがゴール(優勝)であり、それが「プロポーズ」という結婚へ向けた
スタートラインになるという訳である。
なぜなら24週は、民男の父親の中岡徹(松尾諭)が、のぞみへ「プロポーズ」したかと思えば
欽也も「要領わるいけん丸ごと引き受けることしかできん!」とついにのぞみにプロポーズした。
また浜野(趙 珉和)もレース前日挨拶に来た滝沢に「優勝せんかったら、僕がいうてもええ
のやな?」と確認していた。まさに、二人の女性に4人の候補者という混線レースであった。

マラソン結果は滝沢の逆転優勝!応援のお礼で滝沢は「あんなタイムでオリンピックなんか口に
できませんは。」と控えめ。浜野は「おめでとう!おのみっちゃん笑てたは。約束守ったな」と
落胆を押し隠して、立派な答礼だった。皆で祝勝会の半ば、帰宅を急ぐ滝沢が、中座するのを
追いかけ、「伝えたい事、まだ聞いていない!」というあかりに、「忘れた。42キロも走ったんや
頭の中、真っ白や。走ってる間、おまえのラッパが耳の中で聞こえた。福岡におる時も・・・・
お前には店がある。大阪からは離れられんやろ。」と滝沢。「答えになっとらん。・・・・
うち聴きたい!」と迫るあかりの言葉に、滝沢はかばんを手から離し、あかりを抱いて言う。
「そばにおってくれへんか?俺のそばにおってくれ!」‘愛’のバックミュージックが印象的。
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