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ダグダー(dogooder)? [社会]

日経web刊(2011/3/18 9:42)では米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は
「17日の記者会見で、福島第1原発事故の解決(沈静化?)に数週間かかる可能性がある」
という見解を示したという。これは、国際原子力事象評価尺度(INES)「レベル7」の
可能性を否定していると考えられる。従って最悪のケースは回避できたらしい?
しかし従来経験したことのない高レベルの放射能が長期間にわたって漏洩するわけで、
喜んでばかりはいられない。今後に大きなツケを残してしまった。

東日本大震災発生以来二日間、ブログの沈黙を守っていたが、原発事故対応が余りに御粗末
なるが故に、様々な誤解を受ける事は覚悟の上で、政府の対応を批判してきた。関係者が
最大限の努力をしている事は理解しているつもりである。しかし原発事故の問題は、努力して
いれば良いという単純な問題ではない。国の最高責任者は、最悪のケースに至らない事は勿論
INESの尺度で、もっと下のレベルで押え込む対策を常日頃立案していなければならない。
こういう危機管理がなされていないのは、原発を経済面でしか考えていない証拠である。
これ以上、安全面で様々な費用がかかったら経済的に成り立たないから、安全神話を作って
安全性に目をつぶってきた証拠である。原発反対派も、ただ反対するだけで、代替策は
自然エネルギーだ、何だかんだとお茶を濁す。エネルギー問題は、そんなに簡単ではない?

閑話休題 月刊誌「Will」4月号の曽野綾子・連載エッセイで、標記「ダグダー」に出会った。
私の英語の辞書には、“空想的慈善家(改革運動家)” という訳になっていた。ちなみに
曽野綾子の字引には「空想的社会改良家、独善的慈善家」となっていたらしい。
この単語を曽野綾子に教えた人は、「ダグダー」には全く良い意味は無く、自分の人道主義を
見せびらかす人だという。それを読んで日本の政治家には、その類がごまんと居ると思った。
平成の維新だとか、平成の開国だとか、叫んで、「子ども手当」等でバラマキをしている人たち
の仲間である。彼らは、まさに「ダグダー」ではなかろうか?

現代の日本は、世界中で歴史始まって以来のこの世の天国である。それを“今は最悪の時”と
洗脳し、大勢の国民をだましバラマキで政権を盗った。東日本大震災が起て、「子ども手当」
など吹っ飛んでしまう。如何に現実を無視した空想的社会改良家であるかが分る。
こんな「ダグダー」な民主政権に国を任せて良いのだろうか?政権争いの時では無いと言うが
こんな時こそ、本当に信頼のおける人に政権を任せたい。日本国民は危急存亡時こそ底力を
発揮するだろうから、選挙空白があろうとも、被災救援の一時の対応は立派にできると思う。
人道主義をタテに居座り続けるイカサマ政権を許すのか? 如何なものか。
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