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生き方とは [希望]

先週12/21~27後半の万歩記録は、12/25(木)・7345歩、金・6244歩、土・16190歩
一週間の合計=89399歩。歳末の用事で中だるみしたが、昨日は頑張った。
昨日は、某合唱団の練習兼忘年会で、それらの場所(駅周辺)の往復とも歩いた。

今日は、昨日のお酒の影響か頭がスッキリしない。そんな頭で、著者:A・フロム“生きるということ” 原著名「To Have Or To Be」(在ること、或いは持つこと)を思い出していた。
ケイン君の本の影響かもしれない。

この本では生き方を「持つ」様式と「在る」様式に分けて論じている。
「在る」様式とは、何ものにも執着せず、拘束されず、変化を恐れず、成長すること。
他者との関係においては、分かち、与え合い、関心を共にする「生きた関係」である。

「持つ」様式とは、現代社会の一般的な生き方で、自分をはじめ人間や知識、健康や病気までを持つ対象とする。所有することに執着し、利己的目的のみの関心しか払わない。
それは、自分を含めて、全てを物に化する「死んだ関係」である。

死ぬことの恐れは、生命を所有しているという「持つ」生き方をしているから失うことを恐れるのである。死ぬことの恐れを克服するには、生命に執着しない「在る」様式を増大すると共に、生命を所有するという「持つ」様式を減少するように努力することだ。
エピクロスは、“死は私たちには関わりない”という。なぜなら、私たちがいる間は、死はまだ来ていないし、死が来たときには私たちはいないのだから。

ケイン君は、「在る」という生き方を貫いた生涯だったろうと思う。
厳しい治療を恐れず、分かち合い、与え合い、関心を共にする素晴らしい人間関係をつくり、世界にたった一人の個性的な人として成長していったのだ。
ご家族にとってケイン君がこの世に居なくなった喪失感は深いものがあるだろうが、ケイン君は、死とは関わりのない天国の住人なのだ。ケイン君は皆の心の中に生きつづける。

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