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続・小沢民主党 [社会]

昨年の12/25のブログ「小沢民主党」に、“現段階は小沢色一色に染め上げて、さらに「小沢色」の
政策を実現していくサイクル”という新聞記事を引用した。そして小沢がヒトラーの如く尊敬され、
民主党が大日本帝国軍隊の様に虚像の‘理想’に突き進むことのない様にと、警告した。

小沢幹事長は土地取引疑惑について不起訴処分になった事で一件落着と純化路線を強化中?
昨日の衆議院予算委員会の国会中継で石破茂(自民党)が民主党県連に流した個所付け資料
が外部に漏洩した事を捉え、予算委員会前から情報を外部に漏らす事は国会軽視、憲法無視だ
と糾弾していた。自民党時代に族議員が内々で漏らしていたと言うが、それは部分的で、かつ
今回の小沢幹事長の疑惑同様、証拠はない?それに反し民主党の今回の機密漏洩は明らか
に組織的・計画的な行動であって、その重要性の認識すら乏しい。このように幼稚な知識しか
持ち合わせていない与党国会議員、および党組織を、小沢幹事長は意の儘に操っている。

コンクリートから人へという見た目だけカッコいいキャッチフレーズも、道路予算凍結見直しで60%も解除
原則3年以内に完成しない道路は「凍結候補」とし概算要求額は「0~1億円」とした歯止めを緩め
10年度以降も造り続ける道路を増やすという。解除された10年度の予算額は計約100億円だが
総事業費は約3兆円。民主党県連の要望した事業は全て解除された。道路予算凍結も、
結局は党利党略と事業仕分けの派手なスタンドプレーのためだということが明白になってきた。

私が以前から指摘してきたように、民主党政治は“羊の皮を被った狼”でしかないのである。
民衆は現段階の政治状況を見て、‘民主党は古い体質が残っている’という程度の認識で、
それでも自民党よりはマシだろうと考えるのではないか?しかし私はその様に楽観視する訳には
行かない。明治から第二次世界大戦までの約80年間における悲劇の“起承転結”サイクルを
真底心配するからである。戦後の約60年間も、よく戦前の状況に譬えられてきた。

“転”から“結”への飛躍は、化学反応における「触媒」を必要とする。触媒は、「己の正義を絶対と
信じる正義の味方」である。詳細は割愛するが、第二次世界大戦でその触媒を果たした人物の
一人に「辻正信」(田中克彦著「ノモンハン戦争」岩波新書参照)がいるという。政界・経済界のみ
ならず、学界まで、あらゆる所に巣くっていると著者は書いている。日本が二度と愚かな道を
進まぬために、このような危険な人物の連鎖反応を防がねばならない。民主党はその様な
連鎖反応の温床になりかねない要素を持っている?動向への注意が必要?如何なものか。
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