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国母選手に感謝! [希望]

今日はスノーボード・ハーフパイプのオリンピック競技があり録画して観戦した。残念な結果に終わったが
日本選手は騒動に巻き込まれながらも良く頑張った。私は褒めたいし、ご苦労様と言いたい。
そして、私は個人的に国母選手に対して、心を込めて有難う!と謝意を表したい。
その理由は国母選手が図らずも巻き起こした騒動をキッカケに、色々なことを学ばせてもらった
からである。私が学んだこと、感じたことを取りあえず書きとめておく。

スノーボードの歴史はサーフィンやスケートボードの系統から派生したアメリカ的スポーツである。
スノーボードのユニホームは従来のスケートやスキーと異なり、ダボダボズボンで上着もゆったりしている。
その事からスノーボード競技は、衣服も含めて空中での姿勢コントロールのためのものだと直感した。
選手達の多くは明らかに腰パンで滑っていた。股の下まで垂れ下がっている布を見ながら、
私は最初、水棲動物の水かき(指の間)を思い出したが、次には魚の尾ひれ、鳥の翼を連想した。
股下のズボンの空気抵抗も微妙な制御に寄与しているのではなかろうか?

勿論、腰パンでなくとも姿勢制御できる様になれるだろう。しかし初心者から、そういうノウハウで
上達してきたのだから、それも1つのスポーツ文化だと思う。オリンピック競技になってまだ20年
そこそこの新しいスポーツだから、馴染みのない人も多いだろう。私もその一人だ。だが自分の
狭い了見だけで人を簡単に非難する性癖はあまり頂けない。馴染みがないなら自分の不勉強
を恥じるべき?今回の日本選手団の表情を見ていて、彼らが如何に名誉挽回のために硬く
なっていたか痛いほど伝わってきた。それでなくともオリンピックという大舞台では、緊張の上にも
緊張する。その緊張が国母選手にとって予選では良い結果につながった。しかし仲間達が
今ひとつ波に乗れないのに責任を感じて彼の緊張は極限を超えた?それでも選手達は最後まで
力を振り絞って本当に立派に戦った。国母選手は負傷したが前歯は大丈夫だったろうか?
生涯何度もない貴重な機会だった今回の経験を、これから活かす生き様を期待している。

日本は多神教、欧米は一神教と言われているが、現実の生活でどのように働くかはあまり意識
されていない。私の考えでは、心中の多様性を許容する多神教社会では、現実の社会生活に
不文律的規制があり、結果的に寛容性に乏しい面がある。心中の統一化を図る一神教社会では
心中の価値観を規制するが故に、表面的な多様化現象は、大目に見る寛容性がある。
内向化する現代日本社会では、この不文律的規制が強権を発動し、第二次世界大戦前もそう
だったが、全体主義の暴走社会へと転落する危険性を孕んでいると思う。如何なものか。
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