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民主・自民 VS 維新の会? [社会]

民主党代表選の告示は10日。野田佳彦首相(党代表、55)、赤松広隆元農相(64)、
原口一博元総務相(53)、鹿野道彦前農相(70)の4氏が立候補した。
予想では、首相の再選は揺るがない情勢とか?民主党の人材貧困も窮まった?
橋下某は、「社会保障と税の一体改革」関連法案の衆議院通過を受けて、野田を絶賛?
したらしい。しかしこの法案が国会に提出された時には、前例のないボロボロ法案で
「検討する」という語句が60ヵ所以上もあったという。これは民主党内の政策審議体勢が
出来ていないからである。だから国会で決める時に、多数の造反者を出す事になった。
従って「社会保障と税の一体改革」関連法案は、絶賛に値しない。それを橋下某が
絶賛するというのは、橋下某と大阪維新の会も、野田と民主党かそれ以下の存在?

次に、自民党の石原伸晃幹事長は総裁選(14日告示、26日投開票)に出馬する意向を
11日午後、党本部で記者会見し、正式に表明した。石原氏軸に 重鎮の支持集める?
今まで石破氏が10日に出馬表明、12日には安倍氏が、正式表明するとか?
ハッキリ言って、石破氏は、専門家であって首相の器ではないように思う。
石破氏は、安全保障問題において、国家における重鎮であって欲しいと思う。
安倍氏は、なかなか良い所があるが、しっかりしたブレーンが居ない?あるいは
お坊っちゃんの我儘者で、人のいう事を聴かないのではないか?だから窮地に立つと
自分が全て背負わないと行けなくなり、体調を壊す事になる。また総裁になりたい?
とすれば、体質的には副交感神経優位型?それでも維新の会に秋波を送る等、やはり
坊ちゃん体質は変っていないのではないか?

さて国民の多くは、自民・民主に多くを期待せず、維新の会に期待を寄せている?
またまた、「東日本大震災」を招く三年前の民主党旋風の様な、不吉な旋風を
維新の会が、巻起こすのだろうか?そうだとすれば、日本は更なる不幸?
昨日発行の文芸春秋10月号の藤吉雅春著「橋下徹という国難」という記事を読んだ。
其処には、世間における週刊誌ネタの様な面白そうな事は何も書いていなかった。

維新の会がマスコミに持て囃されるのは、恐らくルポライタ等と称するいかがわしい
連中を金で操って、相当、いい加減な記事を書かせているのではないか?と思われる。
そういう仕掛けをする人物が、維新の会の幹部にいると思わせる記事の内容だった。
国会議員が維新の会の幹部と会っただけで、でかでかと新聞に「維新への合流を協議」
とすっぱ抜かれる。そして次は道州制の研究会等をネタに、<新党結成に向けて大筋で
合意>等の記事が連日のように打出され、既成政党が維新の会に擦り寄っている印象を
大衆に植えつけるという作戦である。

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消費税増税採決と“正しい政治”? [社会]

昨日、消費税増税と関連法案が、採決され衆議院を通過した。
法案に対する直接・間接の反対者が、民主党内に73人(民主党衆院議員の25%強)。
この数字を問題とするか?この程度の反対は、大きな問題ではないとするか?
欠席者を含めた造反者が多くなった理由は、執行部側が事前に厳正な処分方針を
打ち出さなかったからだという意見もあるが、野田首相の思いは、優しいのか?
過去の事例から考えても、いまさら厳しい処分は困難ではなかろうか?
懐の広いところを見せて、民主党の崩壊を最小限に止め様という方針かも知れない。

昨夜、BSフジのプライムニュースを見たが、なかなか見ごたえがあった。
ゲストの東祥三(民主党衆議院議員)、松野頼久(民主党衆議院議員)
河野太郎(自民党衆議院議員)、後藤謙次(ジャーナリスト)等が結構本音を言った。
その中でも、最も注目されたのが、河野太郎の「消費税増税採決」後の議論だった。
民主党が分裂するかどうか? 衆議院選挙の時期? 政権交代するかどうか?などは、
政治家の都合であって、国民目線の話ではない、と言うのである。
国家財政危機に対応するために、社会保障制度を抜本的に改革しなければならない。
小泉政権の時に、プライマリーバランスで良い所迄行っていたのに、リーマンショックで
挫折した。(その後、小泉批判と経済的行き詰まり感から、2009年政権交代)いまや
社会保障制度改革は、待ったなし!本当に急がなければならないのは社会保障制度改革。
と、河野太郎は仰る。増税が先か?その使途の明確化が先か?もあるが、
目下の課題は、社会保障改革をどうするのか?キッチリ詰める必要があるらしい。

私は、増税の使途はハッキリしていると思っていた。しかし詰まっていないらしい。
そういえば、民主党の衆院選マニフェストで掲げた「最低保障年金の創設」などは
そういった視点から言えば、無理な話なのに、新設の国民会議に委ね、棚上げされた。
こういう使途の明確でない増税は、なし崩しに使われてまた借金が増えるだけ?

人間は、不完全な動物だから、「正しい生き方」の人間は居ても、「正しい政治」を
実行できる社会はないのか? 一見「正しい政治」らしく見えていた欧米社会も、実は
後進国にツケを回して体裁を保っていただけ?最近では、大きく揺らぎだしている。
ご本家の欧米が頼りなければ、中空社会(故河合隼雄氏の命名)の日本など、空中分解
するしかないのではないか?こういう乱世の世の中では、無責任な政治家が出て来易い。
大阪府の問題を棚上げして、道州制の導入などとほざき、民主党と同じ大バラを吹く
橋下某もその一味である。地域をどんな区割りにしても、本質的な問題解決にならぬ。
大元の日本国や先進国が揺らいでいるのに、国内でツケのたらい回し?如何なものか
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中国書記官事件の本質 [社会]

在日中国大使館・李春光1等書記官が外交官として、してはならない外国人登録や、商売
をしており、スパイの嫌疑等を持たれて、だいぶ前から騒がれている。しかし、私は何か
ピンと来ないものが有り今迄、事の成り行きを見守ってきた。
一番腑に落ちないのが、何故、李元書記官が詐欺まがいの中国への農産物の輸出促進事業に
手を染めたのか?だ。バカで能天気な大臣、副大臣、民主党とはいえ、ここまで騙すには、
結構、時間もかかったと思う。

そして今日の国会中継・参議院予算委員会で、中国への農産物の輸出促進事業に関連した
自民党・西田昌司議員の質問に対して、農水省・岩本司副大臣は、4件の機密文書漏えいを
明らかにした。岩本副大臣の説明によると機密性が最も高く「秘密文書」に相当する文書。
中国への農産物の輸出促進事業を行う一般社団法人「農林水産物等中国輸出促進協議会」の
代表理事・田中公男(民主党・鹿野氏グループ樋口俊一衆院議員の公設秘書)に渡っていた。

しかし、これは殆ど分かっていた事で、改めて公式に発表したに過ぎない。この程度の
機密文書を得たい為に、こんな大掛かりな詐欺まがいの事業を仕組むだろうか?
そこで、考えられるケースを検討してみた。
ケース1.漏洩した機密文書は、4つ等ではなく、もっと大量に漏れていた。
ケース2.李春光や、協力者の個人財産形成のための詐欺(小銭稼ぎ)
ケース3.民主党政府、大臣、副大臣などの馬鹿さ加減、引いては日本の脇の甘さを
   天下に知らしめて、面白がる愉快犯。
ケース4.実際は、全農(JA)まで巻き込んで、日本を大混乱に陥れる陰謀だった?

私は、ケース4をとりたい。機密文書入手も、個人的小遣稼ぎも、愉快犯も行きがけの駄賃。
最も大きな狙いは、日本の大混乱ではないか?幸いな事にJA(全農)は騙されなかった。
昨日質問に立った平沢勝栄自民党議員が、その事を力説していた。それは本当に良かった。
しかし、そのJAの様な鑑識眼、判断力が、日本において何時まで維持できるのか?
農水省・鹿野前大臣、筒井前副大臣や田中公男、民主党・鹿野氏グループ樋口俊一衆院議員
等は、中国側の回し者とは思いたくないが、彼らに最早、JAの様な鑑識眼、判断力なし。

政治は美味しい事を国民に振り撒く事では無い。美味しい事は必ず片寄り、格差拡大に。
日本人は、何時までも今のような楽園が続くと思わず、これからの厳しい環境に備える
覚悟が必要だ。その為には馬鹿党、バカ大臣、ばか議員を真似るな! 如何なものか
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一体改革法案3党修正協議開始 [社会]

すったもんだの挙句に8日午前やっと国会内で、民主、自民、公明3党の実務者による
修正協議がスタートした。修正協議の主なポイントと民主党と自公の主張の違いとは?
◎ 消費増税の主なポイント
1)時期時期・上げ幅:民主党=税率を2014年4月に8%、15年10月に10%
  自民党=容認。公明党=模様眺め
2)低所得者補償:民主党=増税時に現金給付と給付付き税額控除を段階実施
  自民党=給付付き税額控除に反対
◎ 社会保障制度改革の主なポイント
1)年金:民主党=最低保障年金を創設。自民・公明=反対。
2)医療:民主党=後期高齢者医療制度を廃止。自民・公明=反対。
  自民党内には「社会保障制度改革国民会議」への先送り案もある。
3)子育て支援:民主党=幼保一元化の「総合こども園」創設
  自民・公明=現行制度維持を主張し、反対

8日の初会合は、社会保障と税制の2分野の実務者で協議したという。社会保障は民主党:
細川律夫前厚生労働相、自民党:鴨下一郎元環境相、公明党:石井啓一政調会長、税制は
民主党;藤井裕久税制調査会長、自民党:町村信孝元外相、公明党:斉藤鉄夫税調会長が出席。
3党は合意の時期として「15日に結論を得るべく最大限努力する」ことを確認したという。
しかし、修正協議の結論は、民主党内手続きを経なければならない方針のため、15日に
結論が出ても、会期内(21日)の採決に入れるか?見通しは明確ではないだろう。

私は、そもそも増税の理由が曖昧な事に疑問がある。
歳出削減をしないで、赤字を垂れ流しにしている現状分析が不十分である。
野田首相は増税に命を懸けているらしいが、年金や医療に関する公約は、子育て支援と同じ
バラマキ政策では無いか?だとすれば、増税しても結局は、また赤字垂れ流しでは?
要は、選挙民の不平不満を少しずつガス抜きするためのその場凌ぎではないのか?

ギリシャやスペインの様な国にならない為に、増税已む無し、というとそうかと思う。
しかしそうならない為には、増税が全てではないだろう。
歳出に枠を設け、「入るを測っていずるを制する」考え方が、個人にも、グループにも
地方にも、そして、特に国家として、徹底できる人材の育成こそ、最も重要だと思う。
「茹で蛙」の教訓は、財政危機こそ、肝に銘じる事が必要ではなかろうか?如何なものか
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野田内閣改造と一体改革修正協議 [社会]

今朝の新聞一面に「首相、内閣改造し表明」、「増税‘会期内に採決’」の文字が躍る。
しかし、何だか、虚しい内閣改造である。何のために内閣改造したのか?
新聞の見出しを素直に解釈すると、増税法案採決の為だと、読み取れる。
だが、問責決議を受けた二閣僚の更迭を引き伸ばした民主党・輿石幹事長は、
「問責を打っても効果がないことを自民党に教えてやった」と豪語していたと言う。
最早、旬を過ぎた閣僚の首を挿げ替えても、野党には、何のメリットも無いだろう。
その事は、石原幹事長が、解散確約と問責二閣僚の更迭を、修正協議入りの条件に
しないと、2012.6.1既に、発言済みである。

野田首相は、増税‘会期内に採決’を本気で進めるために、問責二閣僚を含む内閣改造を
進めていたが、輿石幹事長が邪魔するので、難航していた為に、間延びしてしまった。
輿石氏の留任を条件に、やっと内閣改造できた野田首相の党内基盤弱体が良く分かる。
小沢一郎を含むこの様なお家の事情を抱えた民主党が、増税‘会期内に採決’出来るのか?

6/3日曜討論での自民党の増税‘会期内に採決’の前提条件=「修正協議入りの条件」は
(1)幹事長会談での協議入りの要請
(2)通常国会会期末までの関連法案の衆院採決の明言 (3)丁寧な国会運営
(1)は、輿石氏が今日(6/5)午後、自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長と
   国会内で会談。社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議入りを要請した。
(2)は、「中央公聴会など具体的なスケジュールとセットで申し出があれば応じる」と
   同日曜討論で述べた自民党・谷垣代表の言葉を受けて、6/5の一体改革特別委員会の
   理事間協議で、中央公聴会を12、13両日に開く案を自民党に示した。
   しかし、“通常国会会期末までの関連法案の衆院採決の明言”は避けた。
   石原氏は法案の採決について「国会会期末の21日までに区切って日程を示すべき」と
   主張したが、輿石氏は「否決が分かっていて採決はできない。成立前提の採決。
   従って、「具体的な日取りは示せない」という。

結局、物別れに終わった。何だかんだと言いながら、野田首相の抱き付き作戦は粘りに
粘っているように見える。公明党は自民党と温度差がある。法案の「成熟度」を問題視。
自民さえ賛成すれば良い?が、不十分な法案で可決する訳にも行くまい。自民党は、
自分達のノウハウを日本の為に提供して、一体改革を成し遂げるのか?もしそうなら、
「名を捨て、国の実を取る」真に国を思う立派な行いというべきか? 如何なものか
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野田・小沢会談('12.05) [社会]

昨日、野田首相は、消費税増税法案成立への協力要請の為に、小沢元代表と会談した。
私は、この会談は一種のパフォーマンスに過ぎないと思っていたが、やはりそのようだ。
会談前と、会談後に、何の変化も無い事が、その事を雄弁に物語っている。
そこで私は野田首相の作戦は無手勝流抱きつき作戦だと悟った。それはどういうことか?

現在の消費税増税法案成立に対するハードルとは何か? から順次、論じて行きたい。
先日の2012-05-24のブログ「近頃('12.05)の増税議論」で示したが、
自民党は、消費税増税のハードルとして、民主党が自ら作ったという3つを掲げた。
1.民主党のバラマキマニフェスト
2.民主党のマニフェスト作成の責任者・小沢一郎が、消費税増税はマニフェスト違反と
  声高に言っている。党が割れても採決の決意は揺るがないか?
3.民主党の消費税増税と社会福祉の一体改革について政策の体を成していない。

民主主義政治として、真面目に消費税増税法案成立を論ずるなら、この指摘は正しい?
しかし、これまでの経緯を観察する限り、野田首相は、抱きつき作戦を取ったと思う。
民主主義政治、政党政治という矜持を捨て、何が何でも消費税増税法案成立をする構えだ。
何故なら、この3つのハードルは、自民・公明の主要野党が民主主義政治、政党政治の
正論として、設定したハードルだからである。
仮に民主党と自民・公明が野合してしまえば、この3つのハードルはハードルたり得ない。
野田首相の抱きつき作戦とは、小沢と平行線でも野合によって法案成立可能という事。

この抱きつき作戦は、成功するか?勿論、自民・公明が合意すれば成功するが。
自民・公明は、民主党が小沢を切れば、それをケジメとして、合意に踏み込む予定?
もしそうだとしても、私は、自民・公明の「野合」といわれても仕方ないと思う。
一方、ケジメがないからと言って、自民・公明が突っぱねた場合、消費税増税法案成立の
機会を潰した張本人として、自民・公明に対し汚名を着せる事も十分可能であろう。
即ち、この抱きつき作戦は、日本的な政治風土(即ち民主政治が根付いていない)では
自民・公明も微妙な立場に追い込まれてしまった、という事になる。

野田首相が、此処まで無手勝流抱きつき作戦で粘り抜くというのも、一つの考え方だ。
それは自民・公明の「自分たちの手を汚さず消費税増税成立を期す」という安易なそして
ズルッこい考え方の隙を突かれたからだ。泥試合の様相になった? 如何なものか
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近頃('12.05)の増税議論 [社会]

今日は、久しぶりに歯医者に行って見てもらった。待合室で週刊誌を読んでいたら
田原某が、今の自民党も民主党も、国会で何を議論しているのか、訳がわからない。
これからは地方の議員から国政を考えていかなければならない。即ち今の国会議員は
国の実情を把握できていないから、引退してもらった方が良い、という非常に婉曲的
橋下某のヨイショ論だった。それが本当かどうか?昨日の国会討論を録画で視聴した。
その結果は、田原某の頭の方がよっぽど狂っているとしか思えなかった。
  
野田毅(自民党)の質疑を例にとると、要点は増税議論における民主党の問題点だった。
野田毅議員は、以下のような議論を挑んでいた。
1.民主党は、今迄の経緯をまったく理解せず、消費税増税のハードルを自ら作った。
 a)自民党は小泉政権時代(2001~06)、防衛費、教育費、公共事業費、社会福祉費等
  厳しい歳出削減を図ったが、やりすぎて、国民の反感を買ってしまった。その結果
  2007年参院選敗退、民主党は調子に乗って、バラマキマニフェストで政権奪取。
 b)民主党は、16兆円強の財源があると言ったが、わずかしか出てこなかった。
 C)今頃になって、あわてて消費税増税と社会福祉の一体改革を言い出した。
 これでは、国民の理解は得がたい?
2.民主党のマニフェスト作成の責任者・小沢一郎が、消費税増税はマニフェスト違反と
  声高に言っている。党が割れても採決の決意は揺るがないか?
3.民主党の消費税増税と社会福祉の一体改革について政策の体を成していない。
 a)税制改革に関して、28項目もの検討項目が付記されている。
 b)自民党が長らく検討してできた成案は、社会福祉費の歯止めとして財源を消費税に
  限定している所がミソであるが、それが全く抜けている。

これらの意見に対して、野田首相はじめ岡田副総理、その他閣僚も全く反論なし。
ただ、お説ごもっとも!と、拝聴するばかりだった。
野田毅議員が心配していた点は、「採決をするのか?」という一点だった。
自民党、少なくとも野田毅議員は本気印だった。民主党の案は全然ダメ。従って
もし採決に持ち込めるなら、自民党の成案を全部投入してでも可決させたいらしい。
しかし自民党は、成案を全部投入してしまった後で、採決延長(結局延期)または
民主党が割れて解散総選挙となった場合、自民党のノウハウはなくなってしまう?
私の読みでは、自民党は解散総選挙に持ち込むという点で皆の利害は一致している?
次の解散総選挙で甘言に騙されるようなら、いよいよ日本もお仕舞?如何なものか
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財政改革と「民主」の概念 [社会]

昨日、今日と快晴が続き、しかも気温も上昇して正に陽春。快適な散歩日和である。
野暮用その他の外出続きで、今週はブログをほとんどお休みしてしまった。正直に言うと
あまり書く事が、なかったというのも、おおきな理由である。そんな中で一つだけ、
テレビ朝日「モーニングバード!」2012年4月26日8:00 - 10:30 は面白かった。
財政改革に成功したオーストラリアの事例を紹介した番組。「今の日本 財政改革=
増税なのか!?」は、現代日本の政治が、如何に狂っているかを明確にしていた。

報告者は玉川徹。オーストラリアは歳出削減で財政改革を成し遂げた。増税は歳入拡大
であり、それは歳出拡大を招く。現在の赤字を削減できなくて、歳入拡大したら、又々
それに比例して歳出拡大し、又々、赤字が増大するのは火を見るよりも明らかである。
それにも関わらず、増税を財政改革というのは、日本の財政関係者が狂っているからだ。

様々な官公庁が予算をかけ、オーストラリアだけで無く、他国の行政の仕組みそのものを
しっかりと調査し、詳細なレポートとして取り纏められているという。それにも拘らず
正しい財政改革が行えないのは、官僚評価が、財政健全化や経済の好転で評価されず、
むしろ歳出の拡大、増税で評価される仕組みであるからだという。(以下のURL参照
http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51931436.html
それはとりもなおさず一部の強欲な特権階級に政治・経済を牛耳られているからである。

何故、一部の特権階級に牛耳られるのか?それは、日本社会が民主主義や自由主義の
社会ではなく、明らかに階級社会、身分社会であるからだ。江戸時代に、主君の権力に
武士も町人も従わなければならなかったのと、現代も同じ社会構造だからだ。
勿論、憲法では、行き過ぎた「国民の権利」を主張している。その結果、日教組や
モンスターペアレント、その他、様々な問題が生じている。しかし本当に守られねばならない
個人の権利は、階級社会、身分社会の中で、「和」の精神を尊重する建前によって、
集団主義の中で窒息しかかっている。明治維新も敗戦後も、「外圧」による改革で
あるために、人間の内面が追随できない。夏目漱石の言っていた「内発的開化」が
できていないのである。そういう付和雷同の衆愚を民主党や橋下は洗脳し誘導して、
変動を起こすのである。変動は絶好の商機。一部特権階級とその膨大な系列集団を
喜ばせる。この系列集団に入れない人間は落ちこぼれ。「民主」とは「内発的開化」を
進めた人間が「神」に対峙し渡り合うための概念。「主(あるじ)としての民」である。
民主党や橋下に騙されるのは「民主」ではなく「衆愚」である。如何なものか
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破滅の過程とは? [社会]

民主主義では選挙の1票が基本であるが、一票には自分の意思を持っている人、持って
いない人、自分の意思でも、質的なレベルを云々すれば、現実的には様々な問題がある。
衆愚とは、質的レベルの低い愚かな民衆の事であり、群集心理とは、衆愚によって、
全体が、質的レベルの低い愚かな決断へと押し流される心理の事である。そして
衆愚政治とは、群集心理を利用して、自己の権力欲を満たす政治の事である。
私はかつて明治維新以降、第二次世界大戦敗戦までを4つの期間に分けて、破滅の過程を
「コミュニケーション活性期」「一所懸命期」「慢心期」「たこ壷期(疎外期)」と分類。
そして後半、社会的・政治的決断の過ちを訂正出来ず、一部の貪欲卑劣な権力者によって
扇動され結局、衆愚政治となって、決定的な破局に至ったという仮説を立てている。

2012-04-05のブログ「入学式・花見・橋下?」で取上げた月刊誌「正論」5月号の
適菜収の記事「橋下徹は“保守”ではない」は、私の仮説に参考になるのではないか?
そこで“B層”という単語に注目して、扇動の手口を考察してみた。例えば
* 橋下は・・略・・“B層”の感情を動かす手法を良く知っている。「バカ新潮」「バカ文春」
 「バカ学者」「オナニー新聞」「クソ教育委員会」・・略・・。こうした幼児レベルの物言い
 には、知性のかけらも感じられませんが、その底の浅さは“B層”の「連想の質」を計算
 した上で演出されています。
* “B層”は、歴史から切断されているので、同じ様な詐欺に何度も引っかかる。
* 小泉郵政選挙に熱狂し、騙されたと憤慨して民主党に投票し、再び騙されたと喚きながら
 橋下のケツを追いかけているのが“B層”です。
* 水道民営化、カジノ誘致、普天間基地県外移転、資産課税、小中学生の留年、市職員に
 対する強制アンケート・・・・。これは“B層”を大衆運動に巻込むための餌です。

この“B層”のために、適菜収著「ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体」を読んだ。
“B層”の元ネタは、「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」という資料
有限会社スリード・(株)オフィスサンサーラが作成したという。国民意識を
IQ軸(高・低)、構造改革軸(積極的・消極的)の4象限に、ABCDの4層を振り分けた。
A層:構造改革積極的・IQ高 財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(TV)、都市部ホワイトカラー
B層:構造改革積極的・IQ低 主婦層&子供を中心、シルバー層
C層:構造改革消極的・IQ高 構造改革抵抗守旧派
D層:構造改革消極的・IQ低 既に(失業等の痛みにより)構造改革に恐怖を覚えている層

私はさしずめ、ピタリ、“B層”に当てはまるが、残念ながら「民主党絶対反対!!」
「橋下 絶対反対!!」。これ、どういうこと? 例外も当然ありという事か。


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GDP比較とグローバル化 [社会]

最近、国際比較にGDP比を使用する例を良く目にする。私自身、官僚経費に関して
2012.02.29のブログ「着眼大局、着手小局」で、OECD比較のデータを参考に掲げた。
月刊「Will」四月号の「TPPで崩壊する日本の医療制度(1)」という山岡淳一郎の記事でも
OECDの加盟34カ国における対GDP比率によって、医療費の国際比較が示されていた。
それに依ると、最上位の米:17.4%からオランダ:12%、仏:11.8%、独:11.6%と続き
日本は8.5%で、24位だという。
これら結果を大雑把に要約すると、日本は先進諸外国に比較して非常に効率よく運営され
税金負担も少なく、世界に類を見ぬ平和や安全・健康等に恵まれた国だという事になる。
ただ、残念ながら日本人は歴史上希に見る、この世の天国に住んでいる実感がないのだ。

客観的なデータから考えれば、現代日本は恵まれ過ぎているのかも知れない。だから
増税も、TPPも受入れていかなければならないのかも知れない。現在の日本人は
「茹で蛙」の様な、危険を予知できない状況というよりは、国内だけを基準にして
世界規模の社会や子孫を思いやる事のできない、狭い了見に陥っているのだろうか?
もしも、その様な自分勝手な自己中心主義になっているとすれば、何が原因だろうか?
何故なら、この種の自己中心性は、幼稚な子どもや見かけは大人でも成長していない
特別の人間ではなく、一般人にも蔓延しているからである。勿論、世界的規模である。
日本が小さな国や地域ではなく、1億を超える人口を抱える国家中で、統計上では最も
優れた運営を誇る国家だとすれば、世界が学びたい素晴らしい精神文化があるはずだ。

そこで思い出した事がある。「臆断(狭い了見での思い切った決断)」という言葉である。
先日のブログで紹介した「ショウジョウバエのオスの生殖細胞にX線を当てて奇形児が
生まれることを証明した実験」も、その手の「臆断」を引き起こした事例である。
そういった「臆断」を起すのは、科学知識を「金の牛」、偶像化するからである。自然に
ついての知識は、当初、神と人間との関係で捉えられていたが、18世紀以降、その関係が
風化したために、科学知識が一人歩きし、「臆断」先行で様々な問題がこんがらがる?

日本人は、何よりも自己の感覚・知覚を大切にする。即ち客観化・普遍化ではなく、
主体の体験を踏まえた認識の共有に重心を置く。従って物事が上滑りではなく、ジックリ
構築されていくので、確実に成長していけるのである。ただ最近の日本の政治家は、
その様な伝統文化を忘れた上滑り人間が多い。上滑りではない人に増税やTPPをジックリと
検討してもらい、是非を国会で堂々と議論してもらいたいものである。如何なものか
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